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大手百貨店/2月は高島屋7か月ぶり前年比マイナス、4社はプラス

三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、高島屋、エイチ・ツー・オーリテイリング、そごう・西武は3月1日、2月の売上速報を発表した。

<百貨店イメージ>
百貨店イメージ

■三越伊勢丹(2017年3月期売上高:1兆2534億円)
国内百貨店売上高は、2.1%増となった。内訳は、三越伊勢丹3.5%増、国内グループ百貨店0.0%だった。

寒さが続き春物ファッションアイテムの動きは鈍かったものの、大都市圏店舗を中心に高額品が実績を牽引。

また、春節連休の時期ずれというプラス与件も寄与したことで免税売上も伸長し、国内百貨店の既存店売上は7か月連続首都圏の三越伊勢丹の既存店売上も9か月連続で前年実績を上回った。

首都圏の基幹店では、大型催事の開催月がずれたことや肌寒い日が続いたことで客数は伸び悩んだが、ラグジュアリーブランドや宝飾時計などの高額品の売上が客単価を押し上げたことで売上は前年実績を上回った。

春節連休時期のずれがあり、ほとんどの商品カテゴリーで免税売上は前年を上回る。訪日外国人顧客においては、日本人顧客と同じような購買嗜好が見られ、ラグジュアリーブランドや化粧品の売上が高いシェアを占めている。

■J.フロントリテイリング(2017年2月期売上高:1兆1085億円)
大丸松坂屋百貨店の売上高は3.9%増、博多大丸、下関大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の売上高は3.2%増となった。

大丸松坂屋百貨店の免税売上高(速報値)は、55%増(客数48%増、客単価4%増)。

2月の百貨店事業の売上高は、気温が平年より低く推移したことにより婦人春物ファッションの動きが鈍かったものの、帽子・手袋が活発に動いたほか、バレンタイン商戦が好調に推移し、化粧品、ラグジュアリーブランド、美術宝飾品も大きく売上を伸ばした。

大丸松坂屋百貨店合計は、12か月連続、百貨店事業合計は11か月連続で前年実績を上回った。

店舗別では、東京店が18か月連続、札幌店が15か月連続、心斎橋店が14か月連続で対前年プラスとなるなど、直営14店舗中9店舗と博多大丸が前年実績を上回った。

■高島屋(2017年2月期売上高:9236億円)
高島屋単体13店の売上高は0.2%減、岡山高島屋、岐阜高島屋、米子高島屋、高崎高島屋を含めた17店の売上高は0.4%減となった。

免税売上は前年比14.6%増となった。

2月の店頭売上は、不安定な株式市場の心理的影響に加え、月初の降雪影響もあり、昨年7月以来の前年比マイナスとなった。

店舗別では、大型店が大阪店・京都店・横浜店・新宿店は前年を上回ったが、日本橋店が昨年開催した店外催事の反動影響が大きく前年に届かなった。

郊外地方店では、堺店・大宮店・柏店・高崎店が前年を上回った。

なお、泉北店・立川店・米子店は前年同月比で売場面積が縮小している。

商品別売上は、株式市場は不安定であったものの、高額品である特選衣料雑貨(同社分類による17店舗ベース、以下同じ)・宝飾品に加え、堅調な動きが続く紳士服が前年を上回った。

一方、紳士雑貨・婦人服・婦人雑貨・リビング・食料品等は、前年に届かなかった。

■H2O(2017年3月期売上高:9012億円)
百貨店事業の全社計の売上高は、3.3%増となった。内訳は阪急本店8.3%増、阪神本店1.5%減、支店計2.3%減。全店売上高は15か月連続で前年実績を上回った。

全店で婦人ファッションは、厳しい寒さの影響でコート、ニット、マフラーなどの防寒アイテムが伸長。ジュエリーや時計・雑貨などの高額品も好調だった。

昨秋に改装した博多阪急(112%)は、ハレのマーケットに対する反応が良く、広域からの集客により継続的に好調。

インバウンド(約4割増)は、春節期間も好調に推移し、一般品、消耗品ともに好調を継続した。
買い物を楽しむ傾向がさらに強まるとともに、リピーターも増加傾向にある。

阪急本店では、厳しい寒さの影響で、コートなどの重衣料(111%)が高伸した婦人服(108%)や、改装したブライダルジュエリーギャラリーが牽引した服飾品(111%)、高額なジュエリーや時計・雑貨が継続的に好調なラグジュアリーブランド(124%)などが好調。

バレンタインチョコレート売上が過去最高の23億円(115%)を記録。期間中(1月24日~2月14日)、9階に約90万人が来場するなど集客に寄与した。

100万円以上の高額品は、大口のジュエリーなどが動き、高級ブランド品(127%)、時計(211%)ともに好調を継続した。

インバウンド(約5割増)は、ファッション関連の商品をブランドなどの指定買いではなく、国内のお客と同じく楽しみながら購入する傾向がさらに強まっている。春節期間は前年の春節期間に比べて約2割増で推移した。

■そごう・西武(2017年2月期売上高:7479億円)
そごう・西武17店の売上高は3.9%増、西武池袋本店は1.3%減となった。

婦人雑貨、紳士服、こども服、高級雑貨、食品が牽引し、7か月連続で前年越えとなった。

長引く寒波の影響で、婦人雑貨や紳士服、こども服では、防寒雑貨が高伸。高級雑貨は宝飾・時計が好調を維持した。

食品はバレンタイン商戦などが好調に推移した。

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