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大手百貨店/12月冬物苦戦、H2Oと高島屋は増

三越伊勢丹ホールディングス、高島屋、エイチ・ツー・オーリテイリング、そごう・西武、J.フロントリテイリングは1月4日、12月の売上速報を発表した。

既存店売上は、エイチ・ツー・オーは4.0%増、高島屋は0.5%増だったが、三越伊勢丹は1.5%減、そごう・西武1.3%減、J.フロントリテイリング0.2%減だった。

■三越伊勢丹(2018年3月期売上高:1兆2688億円)
首都圏既存店1.2%減、国内百貨店既存店計1.5%減だった。

伊勢丹新宿本店店頭は0.1%増、三越日本橋本店店頭は4.7%減、三越銀座店は0.2%減となった。

例年と比較して前半の気温が高く、主力の冬物アイテムが軒並み苦戦。気温が例年並みに下がった後半から月末にかけて基幹店ではコートが2ケタ増と伸長したが、翌月にセールを控えていることから一部で買い控えも見られ、国内百貨店の既存店、首都圏三越伊勢丹の既存店共に前年実績を下回った。

基幹店や大都市圏を中心にラグジュアリーブランドは好調を維持し、衣料品、雑貨共に伸長した。

一部店舗では鈍化がみえるものの、免税売上全体は堅調に推移。ラグジュアリーブランドの衣料品や雑貨、化粧品への関心が引き続き高い。

■高島屋(2018年2月期売上高:9495億円)
高島屋単体13店の売上高は0.5%増、岡山高島屋、岐阜高島屋、米子高島屋、高崎高島屋を含めた17店の売上高は0.5%増となった。

12月度の店頭売上は、ラグジュアリーブランドを中心とした高額品売上とインバウンド売上が伸長したことなどにより、2か月ぶりに前年を上回った。

免税売上は前年比6.5%となった。

店舗別売上は、大阪店・京都店・横浜店が前年比プラス。地方郊外店では泉北店・玉川店・柏店・岡山店・ 米子店・高崎店が前年を上回った。立川店・堺店・米子店は前年同月比で売場面積が縮小している。日本橋店も、昨年9月からレストラン街の運営を東神開発に移管したため、百貨店としての売場面積が縮小している。

商品別売上は、特選衣料雑貨(17店舗ベース)が大きく売上を伸ばしたほか 紳士服・宝飾品・スポーツなどが前年比プラスとなったが、紳士雑貨・婦人服・子供服ホビー・リビングなどは 前年に届かなった。

■H2O(2018年3月期売上高:9218億円)
百貨店事業の全社計の売上高は4.0%増となった。内訳は阪急本店7.3%増、阪神梅田本店8.0%減、支店計2.7%増。

婦人衣料(9%増)は、気温の低下とともにコート(15%増)がようやく動き出し、ご褒美需要を中心に動きがよく、婦人靴(14%増)や、クリスマスギフトでハンドバッグ(12%増)など、婦人ファッション中心に好調だった。

阪神梅田本店はⅠ期棟オープン後、面積が2割減も想定を上回るペースで推移し、パンワールド等の注目売場が集客に寄与した。

支店は12店舗中7店舗が前年を上回る。博多阪急(4%増)は広域からの集客力が高く、充実した海外ブランドのジュエリーを中心に好調を継続している。今秋オープンのライフスタイル提案型売場が集客に寄与した西宮阪急(5%増)が、好調に推移した。

阪急本店は、売上高が25か月連続で前年実績を上回った。

クリスマスや謝恩会などモチベーションの反応がいいドレス(29%増)、コート(26%増)もようやく動き出し、婦人服(15%増)が好調だった。

クリスマスギフトで人気のハンドバッグ(17%増)や、ご褒美需要でブーツ(21%増)、スニーカー(49%増)、婦人靴(13%増)が好調で、服飾雑貨(10%増)も好調に推移するなど、婦人ファッション(10%増)全体を押し上げた。

阪急メンズ大阪は、ファッション感度の高いお客の購買意欲が継続的に高く、海外ブランドを中心に好調を維持した。

インバウンドは、高額品のジュエリー・時計を中心に好調に推移し、売上高前年比10%増と4か月ぶりに前年実績を上回った。

100万円以上の高額品(4%増)は、国内・インバウンドともに活況で、海外ブランドの大口需要もあり、ジュエリーや時計がよく動いた。

■そごう・西武(2018年2月期売上高:7296億円)
そごう・西武15店の売上高は1.3%減、西武池袋本店は0.5%減となった。

高級雑貨やラグジュアリーブランドは堅調に推移したものの、暖冬影響により重衣料、防寒アイテムが苦戦し、全体を押し下げた。

免税利用客数は前年を確保するも、売上では前年比で約10%減となった。

■J.フロントリテイリング(2018年2月期売上高:4699億円)
大丸松坂屋百貨店の売上高は0.2%増、博多大丸、下関大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の売上高は0.2%減となった。

12月度の百貨店事業の売上高は、前年に比べて気温が高くコート、マフラー、手袋などの防寒衣料・雑貨が苦戦したものの、前年比休日1日増の中、訪日外国人客を含め化粧品、高級時計、ラグジュアリーブランドが好調を持続した。

店舗別では、東京店が28か月、名古屋店が5か月連続で対前年プラスとなるなど、直営14店舗中5店舗が前年実績を上回り、大丸松坂屋百貨店合計は3か月連続で前年実績を上回った。

なお、大丸松坂屋百貨店の免税売上高は、全店が対前年13%増(客数19%増、客単価5%減)、関西4店舗の免税売上高は17%増、札幌店は5%増だった。

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