日販/4月は3カ月連続プラス、コミック・開発品が好調
2019年05月08日 10:00 / 月次
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日本出版販売が発表した2019年4月の雑誌・書籍・コミック売上動向によると、雑誌・書籍・コミック合計売上は前年同月比0.9%増となった。
10年以上ぶりの2カ月連続前年超えとなった2、3月に引き続き、3カ月連続での前年超えとなった。
特に雑誌が0.3%減と前月より回復している。
書籍は2.3%減だった。コミック8.8%増、開発品13.3%増と前年同月を上回った。
雑誌の売上を牽引したのは、ムックの「そろそろスマホ(NHK出版)」。ムックは1.5%増で、2016年11月以来の前年超えとなった。
その他、「marisol 5月号(集英社)」(付録:DEAN&DELUCAランチバッグ&カラトリ―ポーチ2個セット)、「V ジャンプ 6月号(集英社)」(付録:遊☆戯☆王OCG カード「カクリヨノチザクラ」)が好調だった。
書籍は、ビジネス書、児童書、新書の3ジャンルで前年超えとなったが、文芸書はダウンした。
コミックは、前年発売のなかった「名探偵コナン 96(青山剛昌/小学館)」「名探偵コナン ゼロの日常 3(新井隆広/小学館)」や、映画化された「キングダム 54(原泰久/集英社)」が売上に貢献した。コミックは9カ月連続のプラスとなった。
開発品は、「moz WIDE-OPEN BACKPACK BOOK」「CHRISTIAN OLIVIER PARIS 40th Anniversary Book」など、宝島社の商品が売上上位に並んだ。
2018年1月以降、16カ月連続で前年超えとなっている。
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