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ファミリーレストラン/8月既存店すかいらーくなど4社増

2019年09月30日 15:40 / 月次

ファミリーレストラン主要5社が発表した8月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく2.7%増、サイゼリヤ0.5%増、セブン&アイ・フードシステムズ2.7%増、ロイヤルホールディングス4.6%増となった。

一方、ジョイフルのみ4.3%減と前年同月を下回った。

<ファミリーレストラン イメージカット>

客数は、すかいらーく2.6%減、サイゼリヤ1.8%減、セブン&アイ・フードシステムズ0.0%、ジョイフル5.4%減、ロイヤルホスト0.9%増となった。

客単価は、すかいらーく5.5%増、サイゼリヤ2.4%増、セブン&アイ・フードシステムズ2.7%増、ジョイフル1.0%増、ロイヤルホスト3.7%増と全社プラスだった。

■すかいらーく(2018年12月期:売上高3306億円)
既存店売上高は2.7%増、客数2.6%減、客単価5.5%増。全店売上高4.4%増。

既存店の売上は、天候のマイナス要因があったものの堅調に推移。2018年にオープンした新店89店、および2019年オープンのから好し13店、しゃぶ葉12店、むさしの森珈琲7店、ガスト3店、その他11店の売上効果が上積みされ、全店売上は4.4%増加した。

前倒しして実施している禁煙影響および営業時間短縮による客数影響があるものの、フェアメニュー、併売率向上を狙ったメニューを揃えたことで売上増に貢献している。

7月から実施しているガストの「夏コレ」フェア、ジョナサンの「恵みの赤身 グラスフェッドビーフフェア」の販売が引き続き好調で単価増をけん引。

バーミヤンでは、有名店が軒を連ねる全国各地ロードサイドのラーメンをイメージしたメニューを揃える「進め!拉麺ロード」フェアを8月29日より開始した。

しゃぶ葉は、お盆特別メニューの和牛の販売が好調で単価増に寄与。8月22日から、ドリンクバー料金にプラス100円でタピオカ食べ放題を導入している。

新規出店は2店(から好し2店)だった。

すかいらーくアプリのダウンロード数が2000万を突破、UberEats導入店舗数は2018年末の193店舗から8月末で561店舗へと増加している。

9月1日からのすかいらーくグループ全店約3200店舗での敷地内禁煙に向け、8月末時点で2270店を禁煙化した。

■サイゼリヤ(2018年9月期:売上高1540億円)
既存店売上高0.5%増、客数1.8%減、客単価2.4%増。店舗数1041店。

全店売上高0.8%増、客数1.3%減、客単価2.1%増。店舗数1085店。

休業8、閉店1だった。

7月の既存店売上高は、土日祝日による日数が、前年同月よりも1日少なかったことが、2%ポイント程度マイナスに影響したものと考えている。

■セブン&アイ・フードシステムズ(2019年2月期:売上高782億円)
デニーズ
既存店売上高2.7%増、客数0.0%、客単価2.7%増。

全店売上高1.1%増。

■ジョイフル(2018年7月期:売上高321億円、決算期を2018年より変更のため6カ月決算)
既存店売上高4.3%減、客数5.4%減、客単価1.0%増。

全店売上高5.4%減、客数6.3%減、客単価1.0%増。

出店0、退店1、店舗数合計720店。

■ロイヤルホールディングス(2018年12月期:外食事業617億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高4.6%増、来客数0.9%増、客単価3.7%増。

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