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日本チェーンストア協会/5月衣料・住関品苦戦も食品好調、総販売額1.3%増

2020年06月23日 11:00 / 月次

日本チェーンストア協会が発表した5月のチェーンストア販売概況(会員企業56社、1万798店)によると、総販売額は1兆833億円(店舗調整後前年同月比1.3%増)となった。

部門別の販売額では、食料品7642億円(9.1%増)、衣料品566億円(33.1%減)、住関品2085億円(2.8%減)、サービス21億円(16.2%減)、その他517億円(21.6%減)。

5月度は、政府の外出自粛要請が継続されたこともあり、内食化需要が増加し食料品は好調だった。衣料品、住関品は自粛休業した店舗もあり苦戦したが、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった。

農産品は、じゃがいも、白菜、キャベツ、トマト、ミニトマト、キュウリ、なす、人参、ピーマン、長ネギ、にんにく、舞茸、新生姜、パプリカ、長いも、カット野菜など好調だった。果物では、いちご、りんご、バナナ、キウイフルーツ、オレンジなどの動きは良かったものの、メロン、スイカ、チェリーなどの動きは鈍かった。

畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに好調だった。鶏卵、ハム・ソーセージも好調だった。

水産品は、刺身、たこ、生鮭、切身、塩鮭、漬魚、うなぎ、あさり、魚卵、冷凍魚、干物、海藻類などは好調だったものの、生かつお、丸物などの動きは鈍かった。

惣菜は、温惣菜の動きは鈍かった。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともにまずまずの動きだった。弁当、寿司の動きもまずまずだった。

その他食品は、乳製品、牛乳、ヨーグルト、乳酸菌飲料、パスタ関連、中華麺・乾麺、インスタントラーメン、餅、冷凍食品、ジャム、はちみつ、納豆、漬物、佃煮、小麦粉、製菓材料、ホットケーキミックス、シリアル、調味料、菓子類、酒類など好調だったが、米、飲料などの動きは鈍かった。

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