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ドラッグストア/3月1店舗あたりの購買金額5.4%減「アイメイク」商材が好調

2021年04月28日 14:10 / 月次

True Dataは4月28日、同社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2021年3月の消費動向を発表した。

ドラッグストア1店舗あたりの購買金額は、前年同月と比べ5.4%減、食品スーパーマーケットの売り上げは7.7%減だった。

前年3月は全国一斉休校の影響により、食品スーパーマーケットは大きく売り上げを伸ばしていたため、今年3月の前年比は減少となっている。

ドラッグストアでは、マスク時代のメイク習慣を反映してか、「マスカラ」「アイライナー」「アイブロウ」などアイメイク商材の売り上げが前年を上回った。

特に「マスカラ」は15.0%増となり、伸び率ランキング4位に入った。

ドラッグストア

全国ドラッグストアにおける2021年3月の1店舗あたりの購買金額は5.4%減少、購買金額の前年比が減少するのは4カ月連続となる。

客数をあらわす1店舗あたりのレシート枚数は17.4%減少した。1レシートあたりの購買金額は前月の8.6%増から更に伸び14.6%増だった。まとめ買いの傾向が継続しているという。

<マスクの売上が前年の2倍>
マスクの売上が前年の2倍

カテゴリ別では、「マスク」の売り上げが前年の約2倍、95.9%増。「鼻炎用薬」は35.1%増、「目薬」が12.4%増と売り上げを伸ばした。

食品スーパーマーケット

全国食品スーパーマーケットにおける2021年3月の1店舗あたりの購買金額は7.7%減、客数をあらわす1店舗あたりのレシート枚数が7.4%減、1レシートあたりの購買金額は0.3%減だった。

前年3月は全国一斉休校の影響などにより、1レシートあたりの購買金額が大きく増加していたため、今年3月は減少に転じている。

<マスク、鼻炎薬、ココアなどが上位に>
マスク、鼻炎薬、ココアなどが上位に

カテゴリ別では、1位「マスク」は前年の約2.4倍、2位「鼻炎用薬」は28.9%増と、食品以外のカテゴリが売り上げを大きく伸ばした。

2月に続き「スピリッツ」の売り上げが7.7%増、「ビール」が7.4%増と、アルコール類が売り上げを伸ばし、家飲み需要は継続している。

青汁などが含まれる「健康食品」が10.3%増。

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