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大手百貨店/11月売上高全5社で増、ラグジュアリー・衣料が好調

2021年12月01日月次

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三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オーリテイリング、高島屋、そごう・西武は12月1日、11月の売上速報を発表した。

三越伊勢丹(首都圏)前年同月比14.5%増、J.フロントリテイリング(百貨店事業合計)13.8%増、エイチ・ツー・オーリテイリング(阪急阪神百貨店全店計)11.5%増、高島屋各店計(国内百貨店子会社含む)8.9%増、そごう・西武10店計7.8%増だった。

■三越伊勢丹HD(2021年3月期売上高:8160億円)
伊勢丹新宿本店店頭前年同月比17.7%増、三越日本橋本店店頭14.5%増、三越銀座店15.4%増などで、三越伊勢丹計14.5%増だった。

札幌丸井三越21.8%増、函館丸井今井1.9%減、仙台三越3.6%増、松山三越7.0%増など、国内グループ百貨店計は7.2%増となり、国内百貨店計は11.4%増となっている。

全国的な新型コロナウイルス感染者数の減少傾向継続で、国内百貨店計でも売上・客数ともに10月の前年比から伸長した。日本人顧客の店頭売上では、国内百貨店計で、2020年の新型コロナウイルスおよび2019年の消費増税による影響がない、2018年の実績に近づいているという。

伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店では、年末にかけた消費意欲の向上から、時計、宝飾、ハンドバッグ、ラグジュアリーブランドといった高付加価値な商品が好調を維持した。また、年末年始に家の中で過ごす時間を充実させたいニーズも高く、クリスマスケーキやおせちの予約販売は前年比2ケタ増と好調を維持している。

伊勢丹新宿本店では、気温の低下により、ブルゾンやコートといった重衣料の実需購買が売上を底上げした。

免税売上は、伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店・三越銀座店における前年11月実績の反動が大きく国内百貨店合計で前年実績を上回った。

■J.フロントリテイリング(2021年2月期売上高:7662億円)
大丸松坂屋百貨店合計の売上高は前年同月比14.9%増、博多大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の合計売上高は13.8%増だった。

11月度の売上高は、前年に比べて日曜日が1日少なかったものの、外出機会の増加、前年の新型コロナウイルス感染症第3波影響の反動などにより売上高・入店客数ともに前年実績を上回り、大丸松坂屋百貨店合計(既存店)では前年比16.1%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計(既存店)では14.8%増となっている。

店舗別は、直営13店舗中10店舗と、博多大丸、高知大丸が前年実績を上回った。商品別では、ラグジュアリーブランドや宝飾品などの高額品に加え、衣料品や食料品も対前年2ケタとなった。大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高(速報値)は前年比60.1%増(客数44.4%増、客単価10.9%増)だった。

11月度の大丸松坂屋百貨店の店計売上(法人・本社等の本年・過去実績を除く既存店)は前年比15.9%増、2019年比7.5%減、うち国内売上高(免税売上高の本年・過去実績を除く)は前年比15.7%増、2019年比2.1%増。

■H2O(2021年3月期売上高:7391億円)
百貨店事業の全社計の売上高は、前年同月比11.5%増となった。内訳は阪急本店19.3%増、阪神梅田本店14.6%増、支店計2.2%増。

前年に比べて、新型コロナウイルス感染の影響からの回復基調が顕著だった。都心店を中心に来店客数が前月よりさらに回復傾向で、特に、50代、60代の来店増が目立つという。

売上高は前年比2ケタ増で、特に阪急・阪神両本店がけん引した。売上高前々年比は4%減、うち国内売上高は2%増と、10月に引き続き回復傾向となっている。

阪急本店は、売上高は前年比2割増の伸び率で順調に回復しており、大幅に前年実績を上回った。カテゴリー別では、婦人ファッションを中心に軒並み売上高前年比2ケタ増で、特にラグジュアリーブランドの衣料品、バッグ、時計の売上の伸びが目立つという。また、人気の大型海外催事も、売上高のかさ上げに寄与した。

寒さの本格化に伴うファッションニーズに加え、ファミリー行事、ブライダル、友人とのパーティといったハレニーズ、ギフトニーズなどリアルのコミュニケーションシーンも戻りつつある。

売上高前々年比は3%増、内国内売上高は13%増と10月に続き2カ月連続でコロナ前の水準に回復。オンライン売上高(EC+リモートショッピングサービス「Remo Order」)も、前年の約2割増と継続的に伸長した。

ECにおいては、お歳暮が売上高前年比約1割増、おせち料理の予約も約3割増、クリスマスケーキの予約も約4割増(いずれも受注開始からの累計)と、高い水準を維持している。

■高島屋(2021年2月期売上高:6808億円)
高島屋各店計売上高は前年同月比9.2%増、岡山高島屋、岐阜高島屋、高崎高島屋を含めた各店・および国内百貨店子会社計は8.9%増となった。

売上は外出機会の増加により、高額品の好調に加えて衣料品も回復基調にあることから、前年実績を上回った。

免税売上は、95.2%増、免税を除いた店頭売上は8.4%増だった。

店舗別売上では、大阪店、堺店、京都店、泉北店、日本橋店、横浜店、新宿店、玉川店、柏店、岡山店、岐阜店、高崎店の12店舗で前年実績を超えた。

商品別売上(同社分類による15店舗ベース)では、紳士服・紳士雑貨・婦人服・婦人雑貨・特選衣料雑貨・宝飾・スポーツ・リビング・美術・食料品が、前年実績を上回った。一方、呉服・子供情報ホビーなどが、前年実績を下回っている。

■そごう・西武(2021年2月期売上高:4404億円)
そごう・西武10店の売上高は前年同月比7.8%増(2019年同月比4.7%減)、西武池袋本店は12.6%増(1.9%減)となった。

先月に続き、新型コロナ感染者数の大幅減少を受け、売上が大きく回復した。ほぼすべての領域が前年売上を確保し、とりわけ高級雑貨呉服は売上前比約30%増、プレステージブランドも売上前比約15%増と高い伸びを示した。長く低迷した婦人衣料も前比約10%増まで売上を戻した。

免税売上高は前年と同程度(2019年同月比約70%減)、客数約10%増(2019年同月比約95%減)となっている。

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