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大手百貨店/4月売上高5社そろって増、衣料品が好調

2022年05月06日月次

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三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オーリテイリング、高島屋、そごう・西武は5月2日、4月の売上速報を発表した。

三越伊勢丹(首都圏)前年同月比29.6%増、J.フロントリテイリング(百貨店事業合計)22.2%増、エイチ・ツー・オーリテイリング(阪急阪神百貨店全店計)42.2%増、高島屋各店計(国内百貨店子会社含む)22.6%増、そごう・西武10店計12.3%増だった。

■三越伊勢丹HD(2021年3月期売上高:8160億円)
伊勢丹新宿本店店頭前年同月比35.3%増、三越日本橋本店店頭32.2%増、三越銀座店35.8%増などで、三越伊勢丹計29.6%増だった。

札幌丸井三越10.4%増、函館丸井今井4.1%減、仙台三越15.4%増、名古屋三越1.4%減など、国内グループ百貨店計は8.2%増となり、国内百貨店計は20.2%増となっている。

昨年12月以来、4カ月ぶりに全国で行動制限が解除され、外出機会の増加や消費意欲の改善といった要因を背景に、国内百貨店計は3カ月ぶりに売上前年比が2桁増となった。

伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店では、引き続き、ラグジュアリーブランド等の高付加価値な商品への購買意欲が高く、時計・宝飾やハンドバッグが好調だったという。

また、ゴールデンウイークを控えた買い替えや気温の上昇に伴う実需購買などから、春夏物衣料や服飾雑貨も好調に推移した。

免税売上は、首都圏三越伊勢丹計、国内百貨店計ともに前年実績を上回った。

■J.フロントリテイリング(2022年2月期総額売上高:8752億円)
大丸松坂屋百貨店合計の売上高は前年同月比23.0%増、博多大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の合計売上高は22.2%増だった。

4月の売上高は、入店客数の増加や、ラグジュアリーブランド、宝飾品の好調に加え、前年の感染症影響(行動制限、関東・関西店舗の臨時休業)の反動などにより、大丸松坂屋百貨店合計(既存店)では前年同月比24.5%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計(既存店)では23.5%増となった。

店舗別では、直営13店舗中11店舗と博多大丸、高知大丸が前年実績を上回っている。

大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は154.5%増(客数85.7%増、客単価37.0%増)だった。

4月の大丸松坂屋百貨店の店計売上(法人・本社等の本年・過去実績を除く既存店)は前年比22.8%増、2019年比20.1%減、うち国内売上高(免税売上高の本年・過去実績を除く)は前年比21.8%増、2019年比10.4%減。

■エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)(2021年3月期売上高:7391億円)
百貨店事業の全社計の売上高は、前年同月比42.2%増となった。内訳は阪急本店56.3%増、阪神梅田本店143.6%増、支店計13.6%増。

3月下旬の「まん延防止等重点措置」解除以降、来店客数は回復傾向。気温の上昇も加わり、ファッションにおける春の実需に対応する商品の動きが好調。前年は「緊急事態宣言」発出に伴い、25日以降、東京・大阪・兵庫の店舗を食品売り場以外休業した影響もあり、売上高前年比は4割増と大幅に前年実績を上回った。

インバウンドを除く国内売上高の2019年対比は、全店計で実績を超え、特に都心店では3%増、阪急本店は4%増とコロナ前の水準を上回る結果となった。

阪神梅田本店が6日に全館グランドオープンした。7年半におよぶ建て替え期間を経て、最終的に工事が継続していた地下1階の食品売り場が完成。特に強化した洋菓子や総菜売り場を中心に好調で、午前中は洋菓子の新ブランド目当ての新しい顧客、午後は従来の顧客の来店と、終日にぎわいを見せ、連日盛況。売上高の2019年対比も17%増と好結果だった。

阪急本店は、通勤や外出の機会も増え、前月に引き続き婦人・紳士ファッション全般が好調。中でも、婦人靴の売上高前年比は2倍を超えており、パンプスや旅行を見据えたスニーカー、コンフォートシューズが高稼働。サンダルなど季節を先取りしたアイテムにも好反応が見られるという。

宝飾品も依然高い売り上げの伸びを示しており、100万円以上の高額品の売上高前年比は約7割増。結果、店舗全体の売上高前年比は約6割増と高伸し、阪神梅田本店とともに全店をけん引した。

生活者の価値観の多様化に対応すべく、婦人ファッションでは4階を刷新。作り手のライフスタイル、商品への共感を軸に、週替わりで複数のDtoCブランドを紹介する売り場と、ウェルネス・サステナビリティを意識した商品を展開し環境に配慮した資材を使った売り場を新設した。阪急メンズ大阪ではアートとファッションの融合を目指したギャラリースペースをオープン。いずれも順調な滑り出しだという。

■高島屋(2022年2月期営業収益:7611億円)
高島屋各店計売上高は前年同月比23.8%増、岡山高島屋、岐阜高島屋、高崎高島屋を含めた各店・および国内百貨店子会社計は22.6%増(2019年同月比11.0%減)となった。

4月の店頭売上は、前年度の一部店舗における生活必需品を除いた休業の反動や、新型コロナウイルス感染者数の減少傾向による外出頻度の増加に加え、高額品が引き続き好調に推移したことから、前年実績を上回った。

免税売上は77.4%増(同75.9%減)、免税を除いた店頭売上は21.6%増(同3.9%減)だった。

店舗別売上は、全店が前年実績を超えた。

商品別売上(同社分類による15店舗ベース)では、紳士服、紳士雑貨、婦人服、婦人雑貨、特選、宝飾品、呉服、子供・情報&ホビー、スポーツ、リビング、美術、食料品、食堂が前年実績を上回った。

前年度の店舗別休業日数(生活必需品売り場を除く)は大阪店、堺店、京都店、泉北店、日本橋店、新宿店、玉川店、立川店各6日間。

■そごう・西武(2022年2月期営業収益:4568億円)
そごう・西武10店の売上高は前年同月比12.3%増(2019年同月比11.4%減)、西武池袋本店は21.5%増(同9.0%減)となった。

プレステージブランドと高級雑貨が、ともに前年同月比約25%増。高額品領域は好調を継続している。気温上昇を受けて衣料品の動きも活発化。婦人服、紳士服も、ともに15%増まで回復したという。

免税売上高は約35%減(2019年同月比約85%減)、客数約15%減(同約95%減)となっている。

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