イオン/5月は行動規制のないGWでイオンリテール既存店2.2%増
2022年06月10日 14:15 / 月次
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イオンが6月10日に発表した5月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール2.2%増、イオン北海道3.2%増、イオン九州1.1%増となった。
また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海2.2%減、フジ・リテイリング5.1%増、マックスバリュ西日本3.9%減だった。ミニストップは0.9%減、ドラッグストアのウエルシアホールディングスは0.1%増だった。
5月は、3年ぶりに行動規制のないゴールデンウィークを迎え、お出かけ需要の取り込みに注力した。ガソリン・軽油値引キャンペーン等の販促を強化するとともに、手土産ギフト、トラベル用品、行楽に対応したごちそうメニュー、アウトドア用品の展開を強化した。また、生活防衛意識が高まる中、6月末まで価格据え置きを延長したイオンのプライベートブランドであるトップバリュは、キャノーラ油やマヨネーズ、スパゲッティ等の食品主要単品計の売上が前期比約5割増、食品主要カテゴリー計でも前期比約3割増と、お客から強い支持を得た。
総合小売事業のイオンリテールは、母の日ギフトや旅行用品、初夏物を早期に展開した衣料の既存店売上が2カ月連続で前年を上回った。食品は、ゴールデンウィーク期間中の人口流入エリアである北陸、中四国エリアなどで帰省需要を取り込み好調に推移した。また、パッケージ入り母の日フラワーギフトを展開し好評だったガーデニング・グリナリー部門、ごちそうメニューを強化したデリカ部門、飲料、手土産ギフトが好調だったグロサリー部門などがけん引し、20カ月連続で前年の既存店売上高を上回った。
スーパーマーケット事業のマックスバリュ東海は、ごちそうメニューやトップバリュの販売を強化した。また、マックスバリュ各務原那加店(岐阜県)をリフレッシュオープンし「じもの商品(地域商品)」を拡充したほか、デジタルシフトの推進としてマックスバリュ扶桑店(愛知県)を配送拠点とする24拠点目のネットスーパーを開始するなど、成長戦略を推進した。フジ・リテイリングは、婦人衣料や帽子、バックなど外出関連商品が好調で、3月に連結子会社化した後、3カ月連続で前年の既存店売上を超えた。
ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアホールディングスは、既存店の調剤売上が8.3%増と引き続き好調に推移した。サービス・専門店事業のコックスは、ゴールデンウィークの客数増加と気温上昇により夏物衣料が好調に推移し、既存店売上高は58.7%増と前月から、さらに伸長した。
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