食の安全を学ぶ/HACCP制度、ジェトロの輸出支援、事業者事例解説11月18日無料開催
2021年10月27日 13:00 / セミナー
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食品安全マネジメント協会(JFSM)は11月18日、今とこれからの食品安全を学ぶオンラインイベント「Food Safety Convention 2021/日本」を開催する。
SDGsやコロナ禍などで安心安全のサステナビリティが問われている。消費者に安全な食品が届き、安心して暮らせる社会を目指し、「農場から食卓まで(from Farm to Table/Fork)」、フードチェーンにかかわるすべての人に向け、食品安全(マネジメント)を解説する。
研究者、農林水産省、厚生労働省、対策に取り組む事業者など有識者が、未来の食と食品安全、みどりの食料システム戦略、厚生労働省におけるHACCP制度化への取り組みなどを紹介する。
■開催概要
開催日時:11月18日(木)10:00~16:30
会場:オンライン
参加費:無料
■詳細・申込はこちら
https://www.jfsm.or.jp/food-safety-convention/2021/
■主なプログラム
10:20~11:10
未来の食と食品安全
石川伸一氏
宮城大学食産業学群 教授
近年、持続可能な食の対応として、世界中で植物性代替肉や培養肉、3Dフードプリンタなどといった「食のテクノロジー(フードテック)」が注目されている。今後、フードテックは私たちの食をどのように変えていくのか、また、食品の安全マネジメントはどのようになるのだろうか。最新の事情を紹介しながら、食のテクノロジーの進化について考えるためのフレームについて説明する。
11:10~11:40
みどりの食料システム戦略~持続可能な食料システムの構築に向けて~
久保牧衣子氏
農林水産省
大臣官房 環境バイオマス政策課 室長
農林水産省では2021年5月、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現させるための新たな政策方針として「みどりの食料システム戦略」を策定し、CO2ゼロエミッションや農薬・肥料の削減といった14のKPIを立てている。戦略の実現には、技術革新とサプライチェーン全体の各関係者の行動変容が重要であり、関係者が一体となった取組を後押しする仕組みを検討している。
11:40~12:10
厚生労働省におけるHACCP制度化への取り組み
三木朗氏
厚生労働省
医薬・生活衛生局 食品監視安全課 課長
2018年公布の改正食品衛生法において、HACCPに沿った衛生管理が制度化され、2021年6月1日から完全施行された。これにより、原則全ての食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理が義務付けられた。一方、小規模事業者に対しては、業界団体が策定し厚生労働省が確認した手引書に沿った対応を可能としている。HACCP制度化への取り組み、現状などについて紹介する。
14:25~14:45
ジェトロの輸出支援事業
山口博之氏
日本貿易振興機構(ジェトロ)
農林水産・食品部 部長
国内市場が縮小する一方で、新興国を中心とした人口増加・所得水準の向上が見込まれており、農林水産物・食品の生産者・企業にとって輸出が今後の飛躍に向けた選択肢の1つになると考える。セミナーの開催や個別相談による支援、商談会の開催や海外見本市への出展支援、専門家によるハンズオン支援などのジェトロの事業を紹介し、輸出に踏み出そうとする事業者の役に立つ情報を提供する。
15:40~16:20
事例講演3社によるパネルディスカッション
モデレータ:小谷 雅紀氏(食品安全マネジメント協会 事務局長)
パネリスト
徳地利和氏(鶴雅観光開発 しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座 支配人)
瀬尾潔氏(鶴雅リゾート ISO推進室 室長)
浅井信太郎氏(まるや八丁味噌 代表取締役)
泉原誠氏(もち吉 米菓製造部品質衛生課 課長代理)
■問い合わせ先
食品安全マネジメント協会
TEL:03-6268-9691
https://www.jfsm.or.jp/food-safety-convention/2021/
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