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読売新聞/プランタン銀座株式を取得、新会社マロニエゲートを完全子会社化

2016年12月13日 19:00 / 店舗経営

プランタン銀座は12月13日、都内で2017年1月1日から発足する新会社「マロニエゲート」の新体制を発表した。

2017年1月1日付で、読売新聞東京本社総務局総務、プランタン銀座非常勤取締役の木村透氏が代表取締役社長に就任する。

<新社長の木村氏>
新社長の木村氏

木村次期社長は「月末にプランタン銀座の株式を追加取得し、持株比率を100%にする。三越伊勢丹とは資本業務提携関係はなくなるが、これまで商売が続けられてきたのは、三越伊勢丹のおかげだ。これからも支援・助言をいただく協力関係を継続していきたい」と語った。役員体制については、現在、協議中となっている。

プランタン銀座は、仏プランタン社との商号・商標契約終了に伴い、2017年1月1日から社名をマロニエゲートに変更し、資本関係、経営陣を一新する。

現在の筆頭株主は、読売新聞東京本社で株式の70%を保有、三越伊勢丹が30%の株式を保有し、社長と店長を派遣している。

2017年1月1日付で、プランタン銀座の笹岡寛代表取締役社長、伊藤雅彦取締役店長はともに退任し、顧問に就任する。後任の店長は未定だ。

三越伊勢丹によると、「12月30日付で、読売新聞東京本社に保有するプランタン銀座の全株式を譲渡する。今後もさまざまな形で支援をする予定だ。監査役は引き続き派遣するが、役員の派遣については協議中だ」という。

マロニエゲートの社長に就任する木村氏は、読売新聞の社会部記者出身で、社会部主任、地方部次長、読者センター長などを歴任した。

なお、取締役経営企画担当には、読売新聞の経済部記者出身でプランタン銀座新店準備室長の川戸直志氏が就く。

木村氏は「既存のマロニエゲート銀座、プランタン銀座とも読売新聞が施設の保有者となっている。この地は読売新聞発祥の地であり、銀座の発展のために自社でできることは自社で進めていきたい」と語った。

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