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ゲンキー/8割の店舗に生鮮導入、フード&ドラッグ業態確立

2017年08月31日 14:15 / 店舗

ゲンキーは8月31日、2018年6月末までに、既存店の8割を改装し、生鮮食品を導入した「フード&ドラッグ」業態に一新すると発表した。

<拾石店>
拾石店

6月から既存店に多段冷蔵ケースを設置し、青果・精肉・塩干など生鮮食品の販売を開始した。

8月17日に愛知県蒲郡市にオープンした「ゲンキー拾石店」以降の新店は、「フード&ドラッグ」業態で出店する計画だ。

<青果売場>
青果売場

2018年6月期中に、既存店の8割を「フード&ドラッグ」業態に改装し、2019年6月期中に既存店の改装を完了させる予定だ。

<精肉売場>
精肉売場

生鮮食品の導入に伴い、より小商圏に対応するため、食品・菓子部門の売場を拡大した。一方で、レジャー用品、バーベキュー用品などを含む日用雑貨消耗部門のアイテムの絞込みを実施した。

日配商品を強化し、生鮮食品の販売を軸に各部門の売上アップの相乗効果を目指す。

<塩干売場>
塩干売場

ロゴマークも一新し、生鮮食品の鮮度感(グリーン)と健康(スカイブルー)をコンセプトとした。

<旧ロゴマークの今伊勢店(愛知県一宮市)>
旧ロゴマークの今伊勢店(愛知県一宮市)

<新ロゴマークの種池店>
新ロゴマークの種池店

生鮮食品を扱う既存店は、福井県永平寺町の「東古市店」「松岡店」、福井市の「志比口店」、福井県敦賀市の「敦賀店」「敦賀木崎店」「敦賀駅前店」、岐阜県本巣市の「文殊店」、石川県加賀市の「山代北口店」の8店。

9月には約5店の既存店を「フード&ドラッグ」業態に改装する予定だ。

<新ロゴマークの萩原上呂店>
新ロゴマークの萩原上呂店

新店では、「ゲンキー拾石店」のほか、8月24日に岐阜県下呂市に開店した「荻原上呂店」、8月31日に福井市種池に開店した「種池店」、9月7日に岐阜県土岐市に開店する「定林寺店」に生鮮食品を導入する。

生鮮店舗の部門別アイテム数は、医薬品1879、医療用品1063、健康食品776、セルフ・カウンセリング化粧品1965、ビューティ5340、ベビー635、消耗雑貨1381、日用雑貨3000、衣料・衣料雑貨145、グロサリー・菓子5500、デイリー・パン1122、冷凍食品・アイス300、デリカテッセン155、生鮮類170、合計約2万3000とした。

フード&ドラッグ業態の売上構成比は、生鮮を含めた食品トータルが約60%、ヘルス&ビューティー・日用雑貨約40%となっている。

食品の売上構成比の上昇に伴い、荒利のとれるヘルス&ビューティーの構成比を上げることが課題だという。

出店立地は、店舗周辺約3kmに食品スーパーが存在しない買い物不便地域のほか、食品スーパーが出店している地域も含めて出店する。

<フード&ドラッグ ゲンキー定林寺店>
フード&ドラッグ ゲンキー定林寺店

9月7日に岐阜県土岐市に出店する「フード&ドラッグ ゲンキー定林寺店」は、大黒天物産が展開するディスカウント食品スーパー「ラ・ムー土岐店」の敷地内に立地し、駐車場を共用している。

同社によると、「1週間の暮らしをしっかりと支えれる業態を目指し、毎日の暮らしに不可欠な品ぞろえを目指した。ラ・ムーはプライベートブランド商品を中心とした品ぞろえで、化粧品の取扱いがなく、十分に住み分けができる」という。

今後、売場面積999m2クラスの主力業態のほか、2500m2の中型店、3000m2の大型店も「フード&ドラッグ」業態に改装する予定だ。

<定林寺店の所在地>
定林寺店の所在地

ゲンキーは9月7日の定林寺店の出店をもって、200店体制となる。2020年には約500店、2024年には約1150店体制を目標として掲げ、今後も積極的な出店をする計画だ。

店舗概要
所在地:岐阜県土岐市泉町定林寺士居200-1
TEL:0572-56-2980
総面積:2920m2
店舗面積:977.79m2
駐車台数:200台(ラ・ムー土岐店との共同駐車場)
営業時間:9時~21時
店休日:1月1日
取扱商品:医薬品、化粧品、食品、日用雑貨、生鮮食品、衣料雑貨その他
業態:生鮮食品を取り込んだ、小商圏タイプのEDLP主体のディスカウントドラッグ

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