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日比谷シャンテ／目標年商60億円、開業以来最大のリニューアル

2018年03月22日 18:00 ／店舗

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日比谷シャンテ

東宝は3月23日、東京・日比谷の商業施設「日比谷シャンテ」をリニューアルオープンする。2017年秋から3期に分けて実施した1987年10月の開業以来、最大規模となるリニューアルが完成するもの。

2017年度の日比谷シャンテの売上高は約55億円で、リニューアルにより初年度で60億円を超える売上高を目指す。

＜日比谷シャンテ＞

2018年春は、1階を中心にリニューアルした。従来、アパレルショップが大半を占める構成を一新し、雑貨やベーカリーなど買い回り性が高いテナント構成に変更した。

これまで、2012年秋に3階の一部を一新しアウトドアと雑貨を導入、2016年春に2階のファッション、雑貨、カフェフロアを一新、2017年秋には、1階の一部と地下2階のレストラン・カフェフロアを一新している。

グランドオープン後の店舗構成は、物販37店、レストラン・カフェ17店、ビューティー・リラクゼーション12店、合計66店となった。

＜1階のリニューアルゾーン＞

店舗入口には、ベーカリーカフェ・レストランの「ル・プチメック」を誘致し、店内で焼き上げたパンを約50席のイートインとテークアウトで提供する。

＜ル・プチメック＞

＜ル・プチメックの客席＞

1階には、鞄・革小物など雑貨を展開する「noi LAVORO」、美容機器・化粧品の「ReFa」を配置することで、非アパレルテナントを強化した。

＜noi LAVORO＞

日比谷シャンテの来館者の約85％は女性で、男性比率は約15％程度となっている。そのため、1階には、婦人服飾専門店として、「wb Crea deux」「MAGGY」「ケイコスズキコレクション」「ノリエム」「Rossa」「MB LUCAS Cachette＆REAC」そそろえた。

＜MAGGY＞

不動産経営部の安武美弥東宝日比谷ビル営業室長は、「売れ筋商品がアパレルからバッグやシューズといった服飾雑貨にシフトしているが、日比谷シャンテには多くの固定客がいる。アパレルを購入する女性客も少なくないため、婦人服専門店には、個別に店舗の商品構成として、服飾雑貨の品ぞろえの強化をお願いしている」という。

＜wb Crea deux＞

また、他の商業施設にはない特徴ある店舗構成を目指し、日本初上陸となる香港点心専門店「ティム・ホー・ワン」を別館1階に誘致した。

＜ティム・ホー・ワン＞

世界で一番安いミシュランレストランと言われる、香港で一番人気の点心レストランで、オフィスワーカーのディナータイムの選択肢を増やす。

今回のリニューアルでは、ランチやアイドルタイムだけでなく、ディナータイムにも楽しめるレストラン店舗を拡充しており、2017年冬には地下2階のレストランゾーンを一新している。

地下2階には、オーガニックレストラン「She」、長崎ちゃんぽん「リンガーハット東京プレミアム」、パスタ＆ピッツァ壁の穴」、「築地寿司清」、「東京洋食屋神田グリル」など12店の飲食店をそろえた。

＜3階にはHMV＆BOOKSを誘致＞

本館3階には、核店舗のひとつとして、ローソンHMVエンタテイメントの新店舗「HMV＆BOOKS HIBIYA COTTAGE（日比谷コテージ）」を配置した。

HMV＆BOOKSで初となる女性をターゲットにした商品をセレクトした店舗で、「東京の真ん中の小さな別荘」のような女性のための本屋を目指す。

＜日比谷シャンテ前広場には、ローチケも配置＞

東京宝塚劇場を運営する東宝の商業施設への出店に合わせて、日比谷シャンテ前広場には、ローソンチケットでは初の独立店舗となる「ローチケ HIBIYA TICKET BOX」を設けた。

近隣の劇場で開催する舞台の限定チケットのほか、ローソンチケットが取り扱う全国のエンタテイメントチケットを販売・発見する。

＜対面には、東京ミッドタウン日比谷＞

3月29日には、日比谷シャンテの対面に大型複合施設「東京ミッドタウン日比谷」が開業する。2017年度の日比谷シャンテの来館者数は約300万人だったが、今回のリニューアルと東京ミッドタウン日比谷の開業を受けて、2018年度は330万の来館者を目指す。

＜日比谷シャンテ前広場にはゴジラ像も配置＞

施設概要
所在地：東京都千代田区有楽町1-2-2
店舗数：66店

■日比谷シャンテ
http://www.hibiya-chanter.com/

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