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有隣堂/コレド室町テラスで日本初出店「誠品生活日本橋」を運営

2019年05月16日 17:10 / 店舗

有隣堂は5月16日、三井不動産が9月27日開業する商業施設「COREDO室町テラス」でライセンシーとして運営する「誠品生活日本橋」の概要を発表した。

<書籍ゾーンのイメージ>
書籍ゾーンのイメージ

三井不動産と誠品生活股分有限公司は、日本における「誠品生活」事業のライセンスを保有する合弁会社「誠品生活MF」を設立、有隣堂がライセンシーとして日本初出店「誠品生活日本橋」を運営する。

「誠品書店」は、台湾で1989年に創業され、台湾・中国・香港で独自の観点で読書文化を形成してきた世界的に評価の高い書店。

<誠品生活日本橋>
誠品生活日本橋

「誠品生活日本橋」において、「誠品書店」の目利きで精選される書籍は、日本語の書籍を中心に、一部中国語を含む外国語書籍も企画展とあわせて取り扱う。

ジャンルも文学を軸として、人文、アート、デザイン、ビジネス、旅、料理など、豊富に展開する。

特に、中央通りに面した空間に設ける長さ約30メートルの「文学回廊」コーナーには、世界的名作文学がそろう。

窓際に配置された座席で、自然光のもと、心地よく読書を楽しめる。

また、選書専門チームによる企画展「誠品選書」なども台湾と同様に展開予定となっている。

時代やジャンル、知名度を問わず名著にスポットを当て、一般的なベストセラーランキングとは異なる独自の視点から読書に関する新しい気づきを提案する。

<ガラス工房イメージ>
ガラス工房

併設されるイベントスペース「forum(フォーラム)」では、新刊発表会や講演会、映画鑑賞会なども実施する。

文具ゾーンは、これまで世界中から延べ1000以上の文具ブランドを台湾の顧客に紹介してきた経験を活かし、「誠品生活」オリジナル文具をはじめ、書斎にふさわしいアイテムや初心者にも扱いやすい画材・紙製品など、世界中の文具ブランドからセレクトしたデザイン性の高い文具がそろう。

文具にまつわる企画展やワークショップも定期的に開催する。

「誠品生活」がセレクトする、伝統技法と現代的デザインを融合させた物販・ワークショップゾーンでは、日台をはじめ世界中からセレクトした洗練されたアイテム、フード、さまざまなワークショップを行う。

台湾でいくつもの新しいデザインブランドを発掘・支援してきたインキュベーションプロジェクト「誠品生活expo」を、「誠品生活日本橋」でも導入する。

日本と台湾のブランドを中心に商品をセレクトし、日台の文化交流を図る。

さらに、台湾で人気の漢方ライフスタイルブランド「DAYLILY」、ハーバルケアブランド「阿原(YUAN)」、台湾茶からつくられた香水ブランド「P. Seven 茶香水」、150年以上の歴史をもつ中華菓子の老舗「郭元益」などのブランドも入居し、台湾文化を身近に感じられる。

台湾で展開されている、本格的な窯を備えた吹きガラスワークショップを「誠品生活日本橋」でも再現。

そのほか、「注染手ぬぐい にじゆら」「L&Co.」「Creema STORE」「meta mate」「工場十貨店」などの店舗では、日本の技術・ものづくり精神を活かした商品を展開するほか、暮らしを彩る染め物やアクセサリーづくり、金属加工などのワークショップを開催する。

<COOKING STUDIOイメージ>
COOKING STUDIO

レストラン・食物販ゾーンは、台北で人気の台湾料理レストラン「富錦樹台菜香檳 (フージンツリー)」や150年以上の歴史をもつ老舗台湾茶荘「王德傳」のティーサロンが日本初出店する。

日本橋エリア初出店となる「猿田彦珈琲」や台湾発のティースタンド「THE ALLEY」もオープンする。

また、食物販ゾーン「誠品生活市集」では、人気グローサリーストア「FOOD&COMPANY」とコラボレーション。

季節感を大事にしながら、日台を中心に、現代人の食生活にも合う伝統食材やキッチン雑貨を集めた。

併設される「COOKING STUDIO」では、日台をはじめとした世界中の食文化を紹介する料理実演イベントや、食のワークショップも定期的に行う。

■誠品生活日本橋
住所:東京都中央区日本橋室町3-10「COREDO室町テラス」2階(全フロア)
店舗面積:約2876m2

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