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シャポー市川/「コミュニケーションスペース」新設、来店動機創出

2019年07月04日 15:00 / 店舗

ジェイアール東日本都市開発は6月28日、千葉県市川市のJR総武線「市川駅」直結の高架下商業施設「シャポー市川」をリニューアルオープンした。

<シャポー市川>
シャポー市川

売場面積1万82m2のうち約50%となる5100m2を一新する大規模リニューアルを実施するもの。

地下1階には、市川市内にあるショッピングセンターでの食料品のショップ数として最大となる全54ショップ
を展開。地域最大級の食料品エリアを配置した。

<リニューアルエリア>
リニューアルエリア

今回のリニューアルは、近隣ショッピングンセンターとの競争激化に伴う施策となっている。シャポー市川の来店客数のピークは2010年で、売上高のピークは2016年の143億円だった。2017年の売上高は135億円で、リニューアルにより、最盛期の売上高を目指す。

駅直結の商業施設ということもあり、買い物が目的ではない来店者も多い。一方で、ポイントカードの分析によると駅利用者以外の来店者も増加していることが分かった。

ターゲット層を市川駅周辺の1km商圏に住む人にし、日常使いで利用できる店舗を増やした。また、新たな取り組みとして、コミュニケーションスペースを導入することで、来店動機の創出を目指した。

<1階の「むすぶば」>
1階の「むすぶば」

1階には、「まちへ開かれ、つながるところ」をテーマにしたコミュニケーションスペース「むすぶば」を設置。季節のイベントやマルシェなどを実施する。

そのほか、地域の人々の多様な活動の場としても開放し、サークル活動発表やママ会などさまざまな使い方を想定している。

<地下1階の「たべるば」>
地下1階の「たべるば」

地下1階には、「食をたのしみ、たたずむところ」をテーマにしたコミュニケーションスペース「たべるば」を設置。中央のスペースには、キッチンを設け、シャポー内の商品でアレンジできるテーブルコーディネートや料理教室などを実施する。

キッチンを使ったイベントなど、シャポー内のショップとも協業し、いつもの食卓を豊かに彩る情報を発信し、地域の人々のサードプレイスとなるような場所を目指す。

<1階の「あそぶば」>
1階の「あそぶば」

そのほか、1階には子育て世代のファミリー層に対応して、キッズスペースとした「あそぶば」を配置した。小さな子どもも遊べるスペースを設けることで、子育て中のママの来店を促進する。

シャポーは、ジェイアール東日本都市開発がJR総武線沿線の高架下で展開する商業施設で、地域のニーズに対応できる日常使いしやすいショッピングンセンターを目指している。

<地下1階のメイン通路>
地下1階のメイン通路

新規出店店舗では、千葉の名品を集めたグロサリー「房の駅」のほか、食料品専門店「日本百貨店」「成城石井」「デイリーテーブルキノクニヤ」、輸入食品「カルディコーヒーファーム」、自然食品「こだわりや」がオープンする。

洋総菜「ミート&ベジタブル アイ・ティー・オー」、ベーカリー「カワシマパン」、洋菓子「モンペリエ イチカワ ジェイ ガトークラブ」、洋菓子「ラ・メゾン アンソレイユターブル パティスリー」を新たに誘致した。

既存店では、惣菜「RF1」、惣菜・弁当「イーション」がリニューアルする。

<1階のメイン通路>
1階のメイン通路

1階には、日々の生活に欠かせない日用品やちょっとしたプレゼントにもぴったりな雑貨店など、毎日がきっと楽しくなる、ぷらっと立ち寄りたくなるショップをそろえた。

「ユニクロ」「MUJI com」「エービーシー・マート」がリニューアルするほか、生活雑貨・衣料品「プレミィ・コロミィ/ことりパーティー」、衣料品「グラニフ」、花き「ヒビヤカダン スタイル」が新規出店した。

レストラン・カフェでは、新業態「タイムズカリー」のほか、カフェ「スターバックス」、「コメダ珈琲店」が出店。既存店の「ドトールコーヒーショップ」もリニューアルした。

店舗概要
所在地:千葉県市川市市川1-1-1
JR総武線市川駅直結
延床面積:約1万3000m2
売場面積:約1万82m2(リニューアルエリア約5100m2)
店舗数:110ショップ

■シャポー市川
http://shapo.jrtk.jp/ichikawa/

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