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イオン/農産物の生産から販売まで支援「オーガニック アライアンス」

2019年09月27日 14:00 / 店舗

イオンは10月1日、近年の国内オーガニック農産物への消費者ニーズの高まり対応し、農産物の生産、調達、加工、物流、販売機能を支援するプラットフォーム「イオン オーガニック アライアンス(AEON Organic Alliance、以下AOA)」を開始する。

<イオンアグリ創造のホームページ>
イオンアグリ創造のホームページ

国内における有機JAS認定を取得しているオーガニック生産者は、総農家数のわずか0.2%に過ぎず、高まる消費者ニーズに供給が追いついていない。一方、生産者にとっては、栽培コストはもとより、非効率な物流コストが大きな負担となっている。

イオンはこれらの課題に着目し、全国の生産者をはじめ、新規就農者を後押しするために新たなプラットフォームを構築した。

今年で創業11年目を迎えたイオンアグリ創造が、全国20カ所で運営する直営農場(以下、イオン農場)において栽培、経営のノウハウを蓄積。イオントップバリュにおいても、自然の力を活かして育てたトップバリュグリーンアイ オーガニックブランドの商品を開発しており、全国のグループ店舗で販売している。

AOAの会員には、イオン農場が創業以来取り組んできたGLOBALG.A.P.認証、有機JAS認定の取得に向けた技術的なノウハウ、採れた農産物をトップバリュグリーンアイブランドとして販売できる機会が提供される。

一方、全国のイオン農場は、会員生産者の商品を集荷する物流拠点としての機能を備え、物流配送コスト低減、栽培に必要な資材の共同購入によるコストの削減につなげていく。

AOAの専用ホームページを開設し、消費者の声や品揃え・販売状況といった店舗展開情報、海外トレンドなどの提供をはじめ、生産者同士のコミュニケーションの場を設ける。

AOAは、2017年4月に発表した「イオン持続可能な調達方針」の中で掲げた2020年までにオーガニック農産物の売上構成比5%を目標とした取り組みの一環。イオンアグリ創造は、これまでにイオン農場における有機JAS認定の取得を3農場に拡大しており、そのうち埼玉日高農場では、7月に16ヘクタールを全面的に有機的管理に切り替えるなど、今後もさらなるオーガニック農産物の生産・供給を担う。

AOAの立ち上げに伴い、10月4日~6日、イオンスタイル幕張新都心にて、AOAの会員生産者を迎え「オーガニック・マルシェ」を開催する。AOAに参加している会員生産者が生産した「トップバリュ グリーンアイ オーガニック」の商品を通じ、オーガニック農産物の販売を強化する。

■AOAホームページ(10月1日開設予定)
https://topvalu-organic.force.com/aoa/s/

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