小売・通販・中間流通・メーカーの最新ビジネスニュース発信

流通ニュース

高島屋/145億円投資「高島屋東別館」リノベーション・オープン

店舗/2019年11月20日

髙島屋は11月19日、大阪市浪速区の「髙島屋東別館」のリノベーション工事が完了し、2020年1月20日にシタディーンなんば大阪が開業、髙島屋史料館が改装オープンすると発表した。投資額は賃貸エリア89億円、自用エリア56億円、合計145億円。

<リノベーション後の髙島屋東別館>
リノベーション後の髙島屋東別館

同社は、保有資産の有効活用に向けて自社史料館や事務別館として利用してきた髙島屋東別館のリノベーション計画を進めていた。

今回、訪日外国人に人気の黒門市場を擁する日本橋エリアという立地を活かし、アジア最大規模の不動産会社キャピタランド社傘下にあり、サービスレジデンスを世界展開するアスコット社のブランド「シタディーン」をメインテナントとして誘致した。

賃貸面積をこれまでの約4倍の1万8000m2に拡大し、館全体の収益性を高めるとともに、シタディーンなんば大阪から髙島屋大阪店への来店促進を積極的に行い、インバウンド対策も強化する。

賃貸面積の拡大に合わせ、既存の史料館、自社事務所も刷新。史料館の発信機能や、オフィス機能の強
化を図る。

<フロア構成>
フロア構成

世界的ホテルの誘致や日本の百貨店文化の発信拠点のリノベーションにより、国の有形文化財に登録された昭和初期の百貨店建築様式をもつ当建物の価値をより高め、なんば・日本橋エリアの新たなランドマークとして地域の発展に寄与する。

リノベーションでは、外壁は洗浄した上で剥離防止などの補修処理を行い、歴史的建造物の外観を保存。一方、内装は本建物の特徴である大理石やアカンサスの意匠、天井、梁、柱、階段などの造作を残しながら、ホテルの客室・レストランを新設し、史料館、事務所、ビル共用部も全面的にリノベーションした。

<シタディーンなんば大阪エントランス>
シタディーンなんば大阪エントランス

「シタディーンなんば大阪」では「The Department Hotel」をコンセプトに昭和初期の百貨店建築の面影を残すアールデコ調の華麗な装飾を活かしつつ、木のぬくもりを感じるモダンなお部屋がくつろぎの時間を提供する。

日本では東京(2軒)、京都に次ぎ4施設目の展開となる。世界32カ国180を超える都市で宿泊施設を保有し、計13ブランドを展開するアスコット社が運営する。

髙島屋大阪店と連携し、百貨店への来店促進に向けて宿泊客専用サービスを提供するほか、隣接する史料館を通じて日本の生活文化に触れられる、今までにない宿泊体験、購買体験を叶える。

<高島屋資料館>
高島屋資料館

髙島屋史料館は1970年、設立50周年記念事業の一環として髙島屋東別館に開館した。創業以来、企業活動の中で蓄積してきた資料を収集・保存し広く公開・活用していくことを目的としている。

企業の歴史をひも解き、その精神や文化を受け継いで、未来の百貨店のあり方を考えるタカシマヤ・アーカイヴス活動の拠点となる。

開館50周年を迎える節目の年に、「未来に向けて成長し続けるための戦略拠点としての企業史料館」をコンセプトにリニューアルし、日本の百貨店文化の魅力や高島屋が担ってきた役割を社内外へ広く発信する。

また、高島屋グループオフィスを設置。2019年春に先行開設した東京の「髙島屋グループ本社ビル」同様、グループ企業のオフィス機能を集約し、グループシナジー効果の発揮を目指す。

コミュニケーションの質・量の向上、生産性の高い働き方の実現を目指し、オープンレイアウト、グループアドレス、デジタルツール強化、ペーパーレスを柱に「ABW」を基本とし、10月下旬から先行稼働している。ABWとは、Activity Based Workplaceの略で、業務内容に応じて「適業適所」の場所を選択できる執務環境を意味する。

<アクセス>
アクセス

■施設概要
建物名称:髙島屋東別館(Takashimaya East Building)
所在地:大阪府大阪市浪速区日本橋3-5-25
建築年代:1928年/1934年・1937年増築
設計者:鈴木禎次
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
規模:地上9階 地下3階 高さ約30m
延床面積:約4万1000m2
用途:宿泊施設(賃貸)、史料館、自社事務所など

名称:シタディーンなんば大阪(citadines NambaOsaka)
客室数:313室
賃貸面積:約1万7000m2
客室以外の主な施設:レストラン&カフェ、ジム、ミーティングルーム、
キッズルーム、レジデンスラウンジなど
https://www.citadines.com/ja/japan/osaka/citadines-namba-osaka.html

名称:髙島屋史料館(Takashimaya Archives)
収蔵資料:美術品、百貨店資料、創業家文書など約5万点
面積:約1500m2(展示室ほか:約600m2、収蔵庫:約900m2)

名称:高島屋グループオフィス
構成:オフィス(企画本部、総務本部、MD本部、グループ企業など)、会議室、社員食堂など
面積:約2100m2

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧

流通最前線一覧

流通ニュースから

POS分析一覧

倉庫.com 最新テナント情報

店舗レポート一覧