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コモレ四谷/事業費840億円「オフィス・商業複合施設」39店

2020年02月20日 17:40 / 店舗

UR都市機構と三菱地所は2月20日、東京・四ツ谷駅前のオフィス・商業・住宅複合施設「CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)」を報道陣に公開した。

<コモレ四谷>
コモレ四谷

総事業費は約840億円、オフィス・商業・住宅・教育・公益施設がそろう四ツ谷駅前約2.4haの大規模再開発。各テナントは順次入居しており、街びらきは今夏となる。

<四ツ谷駅前約2.4haの大規模再開発>
四ツ谷駅前約2.4haの大規模再開発

オフィス棟「YOTSUYA TOWER」(約5万8900m2)、商業ゾーン「CO・MO・RE Mall(約5800m2)、住宅「ザ・レジデンス四谷アベニュー」「ザ・レジデンス四谷ガーデン」(約4500m2、60戸)、教育施設「四谷グローバル スタディスクエア」(約3500m2)、公益施設「四谷スポーツスクエア」「四谷クルーセ」(約9500m2)で構成されている。

計画初期段階から民間事業者が特定事業参加者として事業参画する事業パートナー制度を、UR都市機構として初めて利用。丸の内エリアなどで培った三菱地所の大規模不動産開発・管理運営ノウハウ・Sクラスのオフィス開発の経験などを活用した。

<緑豊かな施設>
緑豊かな施設

UR都市機構は、「財務省官舎、四谷第三小学校跡地などを緑豊かで、賑わいの中心にリニューアル。オフィス・商業だけでなく、帰宅困難者の一時受け入れなど防災拠点となるなど多機能施設として再開発した」としている。

<コモレモール>
コモレモール

地下1階~地上2階の商業ゾーン「CO・MO・RE Mall(コモレモール)」は、セブン-イレブン、スーパー「ライフ」、ドラッグストア、100円均一ショップのデイリー物販のほか、クリニック・携帯キャリア・クリーニングなど計39店舗がそろう。

<「ライフ」が出店>
ライフ

テナントリーシングを行った三菱地所は、「周辺に飲食店が多いため、テナントは飲食店に偏らず、周辺住民の生活に役立つクリニックなども充実させた。オフィスワーカーだけでなく、住民もデイリーで使いやすい店となっている」と説明した。

<オフィスフロアは1フロア2000m2>
オフィスフロア

オフィス棟「YOTSUYA TOWER」は、LINE、理研ビタミン、朝日生命など14社が入居。約6000人のオフィスワーカーが勤務する。

<赤坂迎賓館を臨む抜群の眺望>
赤坂迎賓館

天井高は2800mm、1フロアの面積は四谷エリアでは希少な約2000m2となる。赤坂御用地や迎賓館、外濠公園、皇居、新宿御苑をはじめとした緑豊かな眺望を擁する。また、テナントには東西方面(JR 中央線・総武線)、南北方面(東京メトロ南北線)、環状(東京メトロ丸ノ内線)と、抜群のアクセスを有することが好評で、満床となっている。

<多目的ホール>
多目的ホール

また、公益施設「四谷スポーツスクエア」「四谷クルーセ」は、講演会、バレーボール、バドミントンなどに利用できる多目的ホール(362m2、306人、天井高8.9m)、音楽室(57m2、21人)、会議室(125m2、74人)が整備された。

<音楽室>
音楽室

■CO・MO・RE YOTSUYA
事業名称:東京都市計画事業四谷駅前地区第一種市街地再開発事業
施行者:独立行政法人都市再生機構
事業パートナー:(特定事業参加者)三菱地所・第5メック都市開発特定目的会社
実施設計・施工:大成建設
基本設計・総合監理・デザインディレクション:日本設計・三菱地所設計共同企業体
事業地区:東京都新宿区四谷1-6
交通:JR各線・東京メトロ南北線「四ツ谷」駅徒歩1分、東京メトロ丸ノ内線「四ツ谷」駅徒歩3分
地区面積:約2.4ha
敷地面積:約1万7900m2
延床面積:約13万9600m2
建物高さ:約145m
構造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
階数:地上31階、地下3階、塔屋1階
駐車場台数:288台
駐輪場台数:758台
総事業費:約840億円

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