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日ゞ小路/日比谷のオフィスビルに「食べ歩き・はしご酒」エリア

2020年02月20日 17:45 / 店舗レポート

和食を中心に飲食店を運営する一歩一歩と、商業施設の企画・プロデュースなどに携わる街制作室は2月20日、東京・日比谷国際ビル地下2階に「日ゞ小路(ひびこうじ)」をオープンした。

<日ゞ小路下町エリア>
日ゞ小路下町エリア

三菱地所の所有・運営・管理する日比谷国際ビルは1981年竣工で、「内幸町」駅・「霞ケ関」駅に直結、都内主要エリアの結節点に位置し、日比谷公園を望む良好な立地にあるオフィスビル。2016年頃に明らかになったオフィスの大型空室を契機として、オフィスフロア、飲食フロア、外構など大刷新した。

地下2階飲食フロアは、フロア活性化策として廊下・トイレの共用部のリニューアルを実施。地下2 階という立地をあえて打ち出す(チカ(地下)のさらにシタ(下)=地下2階)ことで感じる、身近さや愛着を意識し、同フロアを「ヒビコクチカシタ」と命名した。

<九州エリア>
九州エリア

「ヒビコクチカシタ」の一部(約330m2)に、九州と下町をテーマにした屋台村「日ゞ小路(ひびこうじ)」が登場。地方の魅力ある店舗の東京進出の足掛かり的役割、昨今の人手不足という社会問題を解決する少人数運営が可能な取り組みとなる。

「食べ歩き・はしご酒」をコンセプトとし、九州料理、焼酎・地酒を楽しめる九州エリア7店舗(約231m2)と、大衆居酒屋など「下町エリア」3店舗(約99m2)、各16m2程度の計10店舗で構成されている。想定客単価はランチ約800円、ディナーは約2500円と設定した。

オフィスビル内にも関わらず、路地歩きが楽しめるよう個性的な店構えで賑わいを演出。同ビルのオフィスワーカー約1万人の「食べ歩き・はしご酒」需要を取り込む。

街制作室は、「当社で鹿児島県の屋台村を手掛けていることから、鹿児島・博多の飲食店を中心に誘致。飲み歩き以外にも、ビルのワーカーのランチ需要が大きく、お弁当は600円から用意している。今後はインバウンド客も獲得したい」としている。

<パーラー じゃりンこ>
パーラー じゃりンこ

九州エリアは、新鮮な海鮮が売りの「パーラー じゃりンこ」(28席、ランチ750円、ディナー2200円)、生産者直送の鹿児島のもつ煮(400円)と国産レモンサワー(500円)がお勧めの「かごっま屋台 火の玉ボーイ」(23席、ランチ600円、ディナー2800円)が登場。

<国産ミント生レモンサワー(600円)生臭くないもつ煮>
国産ミント生レモンサワー(600円)生臭くないもつ煮

餌に茶を混ぜて与えた養殖ブリ(700円)と40種の焼酎がそろう「本格焼酎とかごしま料理TAGIRUBA」(30席、ランチ600円、ディナー3000円)、福岡の名物料理を提供する「HAKATA MEGUSTA」(20席、ランチ480円、ディナー1800円)などがオープンする。

<餌に茶を混ぜて与えた養殖ブリと特注の焼酎>
養殖ブリと特注の焼酎

下町エリアには、広島カープファンにはたまらない「熱々鉄板チェインズ」(18席、ランチ700円、ディナー3000円)、大衆串焼き「串焼き つぐね」(16席、ランチ850円、ディナー2500円)、大衆居酒屋「地鶏と煮込み 大衆酒場 トリッパ」(13席、ランチ800円、ディナー2500円)がそろう。

<熱々鉄板チェインズの広島焼>
熱々鉄板チェインズの広島焼

■日ゞ小路
店舗数:計10店舗(九州エリア7店舗、下町エリア3店舗)
営業時間:平日11時30分~14時、17時~22時30分、土曜11時30分~19時30分
定休日:日・祝は休館日
http://hibikoji.jp/

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