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小田急、東京メトロ/2029年度、新宿駅西口に複合施設を竣工

2020年09月09日 16:10 / 店舗

小田急電鉄と東京地下鉄(東京メトロ)は9月9日、両者が事業主体となる新宿駅西口地区の開発計画の計画概要を発表した。

国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画が内閣府のHPに公表されたことを踏まえたもの。

<計画建物イメージパース>
計画建物イメージパース

計画地は1日約380万人という世界一の乗降客数を誇る新宿駅の西口に位置する。計画では2019年12月、都市計画決定された新宿駅直近地区土地区画整理事業と一体となって、駅とまちの連携を強化する重層的な歩行者ネットワークやにぎわいと交流を生み出す滞留空間を整備するとともに、災害時の帰宅困難者支援等による防災機能の強化、最新技術の導入などによる環境負荷の低減に取り組む。

計画建物は地上48階、高さ約260メートルとなり、高層部にはハイグレードなオフィス機能、中低層部には新たな顧客体験を提供する商業機能を備え、新宿グランドターミナルの一体的な再編を象徴する大規模開発となる。

オフィス機能と商業機能の中間フロアには新宿の特性を生かして来街者と企業等の交流を促すビジネス創発機能を導入することによりイノベーションの創出を図るとともに、低層部にはビジネス創発の情報や新宿をはじめとした小田急沿線、東京メトロ沿線等の情報を発信する機能を設ける。

これらの取り組みを通じ、計画を起点として新宿グランドターミナルの一体的な再編を加速させ、新たなまちづくりを新宿全体へ波及・展開させる。

今後は、東京圏の国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向けて、東京都と新宿区の都市計画審議会や国家戦略特別区域会議等の手続きを進める予定だ。

<計画地>
計画地

■計画建物の概要
計画地:東京都新宿区新宿三丁目および西新宿一丁目各地内
敷地面積:約 15,720m2
延床面積:約281,700m2
主要用途 商業、業務、駅施設等
階数:地上48階、地下5階
最高高さ:約260m
着工:2022年度(予定)
竣工:2029年度(予定)
事業主体:小田急電鉄、東京地下鉄

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