流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





セブンイレブン/ソフトバンクG竹芝本社で自動配送サービス実証実験

2020年09月09日 16:20 / IT・システム

セブンーイレブン・ジャパンは9月9日、ソフトバンクグループ竹芝本社のソフトバンク占有フロア内のセブンーイレブン店舗で、「デリバリーロボット(RICE)」を活用した自動配送サービスの実証実験を2021年1月から実施すると発表した。

<自動配送サービスの実証実験>
自動配送サービスの実証実験

ソフトバンク占有フロア内のオフィスで勤務するお客(ソフトバンク社員)が専用Webサイト(セブンーイレブンネットコンビニサイト)から商品を注文すると、RICEが商品を配送する。

店舗に設置した受注端末(スマートフォン)でオーダーを受領し、店舗スタッフが配送商品をピックアップする。

<スマホで商品を注文>
スマホで商品を注文

外国人の従業員でもサービス提供ができるように、商品が正しいかどうかを端末でスキャンしながら、間違いのないように確認しながらピックアップする。

<端末で確認しながら商品をピックアップ>
端末で確認しながら商品をピックアップ

従業員は、「デリバリーロボット」に商品を入れ、お客の電話番号を入力し届け先を指定する。届け先は事前に登録しておく。届け先を入力すると、自動でロボットのふたが閉まり、ロボットが配達を開始する。

<デリバリーロボットに商品を搬入>
デリバリーロボットに商品を搬入

ロボットは、あらかじめ学習したフロアマップ情報をもとに、配達する。配達中は、立ち話をしている人や歩いてくる人なども避けることが可能で、多少の段差も乗り越えて走行できる。

<人を避けて配送する>
人を避けて配送する

目的地に到着するとお客のスマートフォンへ到着したことを伝える案内と暗証番号をSMS(ショートメッセージサービス)で送信する。

お客は到着情報を受け取り、指定の受け取り場所であるピックアップポイントまで出向き、SMSで送られてきた暗証番号を入力する。

<暗証番号で商品を受渡する>
暗証番号で商品を受渡する

暗証番号を確認したロボットはふたを開けて商品を受け渡しする。商品を受け取ったお客は受け取りボタンを押し、配達が完了する。

配達が完了するとデリバリーロボットは自動で、店舗の充電スポットへ戻る。

<ロボットは自動で店舗の充電スポットに戻る>
ロボットは自動で店舗の充電スポットに戻る

実証実験では、セブンーイレブンのシステムとの連携を行わず、専用Webサイトで決済を完結する。

昼前後の繁忙時間は、受付対象外にし、当面は同一フロアのみでの実証実験を想定している。

関連記事

IT・システム 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧