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三菱地所/オフィス・店舗・ビジネス支援施設「内神田一丁目計画」

2021年04月15日 15:00 / 店舗

三菱地所は4月15日、「(仮称)内神田一丁目計画」のため、既存建物の解体工事に着手したと発表した。

<(仮称)内神田一丁目計画>
(仮称)内神田一丁目計画

同事業は、神田・大手町エリアの回遊性向上を目指して、約1000m2の広場を整備するとともに、内神田エリアの無電柱化や人道橋を日本橋川に架橋することで、大手町・丸の内・有楽町エリア(以下、大丸有エリア)を南北に貫く「仲通り」機能を神田エリアに延伸するもの。

2022年5月に新築工事に着工し、2025年竣工予定だ。

オフィスとともに、建物低層階にはアグリ・フード分野のビジネス・産業支援施設を整備し、企業間連携によるイノベーションを加速させる。

2、3、4階では、ビジネスサポート機能を有するオフィススペースに加え、イベントやセミナーを実施する交流サロンを整備。アグリ・フード分野のビジネス・産業支援施設をサポートする。

「食」「農」に関する分野の企業活動支援、企業交流促進のためビジネス・産業支援施設を整備することで、同分野における先進的企業等の集積を図り、東京の国際競争力を強化を推進する。

<日本橋川に防災船着場を新設>
日本橋川に防災船着場を新設

また、敷地の脇を流れる日本橋川上においては、かつて「鎌倉河岸 かまくらがし」が存在し、江戸城築城の起点(荷上場)となって栄えてきた歴史がある。同事業では、「荷上場」の機能を復元すべく、日本橋川に防災船着場を新設し、災害時における防災力の強化に寄与するとともに、平時には観光利用などに供することで、東京都が推進する舟運の活性化に貢献したい考えだ。

<地域冷暖房施設の洞道を整備>
地域冷暖房施設の洞道を整備

さらに、大手町エリアのエネルギーネットワークを神田エリアに延伸するため、地域冷暖房施設の洞道を整備し、神田・大手町エリア全体の環境負荷低減を目指す。

■計画概要
所在地:東京都千代田区内神田1-8-1外(地番)
主要用途:事務所・店舗・ビジネス支援施設・駐車場等
敷地面積:約5100m2
延床面積:約84500m2
階数・構造:地下3階、地上26階・地上S造、地下SRC造(一部S造)
建物高さ:約130m
設計・監理:三菱地所設計
解体施工者:大成建設
新築施工者:未定

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