伊勢丹新宿店／新規顧客増でイセタンシード＆リーフ好調、KISS,TOKYOとコラボも

2021年09月01日 16:00 ／店舗

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伊勢丹新宿店は9月1日～14日、本館1階イセタンリーフにて、ポップアップストア「ISETAN×KISS,TOKYO～TOKYO DESIGN MEETING～」を開催する。

＜イセタンシード＞

伊勢丹新宿店を知るきっかけとなる一つ一つのアイテムを種（seed）と捉え、伊勢丹新宿店というさまざまなアイテムの森の中で、きっかけとつながりを生む種を目指す売場「イセタンシード」、季節やタイミングによって集まる一つ一つのアイテムを色づく葉（leaf）と捉え、百貨店の1階で移ろいゆく季節と時代を表現する売場「イセタンリーフ」の登場1周年を記念して実施するもの。

「KISS, TOKYO」はアートディレクターの千原徹也氏らが発起人となり、身近な人や街を愛する自主プロジェクト。「I（ハート）NY」に着想を得て、KISSをキスマークで置き換えたロゴは、東京を愛する気持ちを表現している。

＜左：やついいちろうTシャツ、右：MEGUMITシャツともに6380円＞

今回、同プロジェクトとコラボレーションし東京の地で歴史を築いてきたブランドのストーリーに光を当てる。アイデアと工夫、デザインの力で東京のファクトリーの銘品をアップデートする。

＜TOKIO HATウール2万5300円、ラビット3万9600円＞

日本で初めてTシャツを生み出した久米繊維工業のTシャツ、スウェット、渋沢栄一によって日本初の製帽工場として誕生したTOKIO HAT（トーキョーハット）の帽子、THE CHARLIE TOKYOのリメークTシャツ、テーラー東洋のスカジャンをラインアップした。

＜THE CHARLIE TOKYOのリメークTシャツ7480円＞

■シード＆リーフは新規顧客取り込みに成功

「イセタンシード」は、「伊勢丹全館をつなぐガイドマップ」、「小さな伊勢丹」をコンセプトに百貨店1階に定番として置かれている婦人雑貨に止まらず、食品、日用品などを含め、こだわりのものをトータルで提案する売場。ギフト向け商品、雑貨、コスメなど伊勢丹新宿店の各フロアから選び抜かれた約100ブランド、約1300点のアイテムがそろう。「イセタンリーフ」は、旬の変化を楽しむコンセプトショップとなっている。

ともに、従来のポップアップ売場などと違い、ブランドにこだわらず、伊勢丹新宿店が提案したいアイテム、ライフスタイルなどを軸に売場づくりを進めている。

コロナ禍が継続し、市況・全館の集客が難しい中、昨年9月開業で半期予算を達成した（予算比5％増）。

また、売場開設の目的の一つでもあった、新規顧客（伊勢丹既存優良顧客・若年層）の取り込みにも成功。ハウスカード実績顧客のうち、45％が2018年～2019年本館1階未利用の顧客だった。

既存優良顧客の売上55％増、35歳以下の若年層顧客約3倍と伸び、これら顧客の他フロアでの購買実績が40％増（2020年10月～2021年3月）と買い回り効果も見られた。

今回、さらなる成長を目指し伊勢丹新宿店を一度も利用したことのない顧客も呼びこむべく、東京のすぐれたものづくりとアーティストのデザインの力を掛け合わせた「ISETAN×KISS, TOKYO」とのコラボを実施する。

三越伊勢丹ISETAN Leaf／Seedのバイヤーの小林嵩氏は、「従来の帽子、傘などといった婦人雑貨の定番だけなく、季節やイベントを想定し、雑貨、食品、日用品までトータルで提案する売場。また、ダウンジャケット、ジュエリーなどアイテムを軸にした企画も好評で、アイテムの専門性、奥行きが百貨店のリアル店舗に求められていることを確認した」。

また、「昨年新型コロナウイルス感染症拡大の初期は、買い控え、ファストファッション、シンプルな商品に顧客ニーズがあったが、徐々にいいものを買いたい、着ることによって自分をアップデートしたいという要望が増えており、当社の大事にしてきたファッションの力を感じた。今回のコラボでは、思いのあるものづくりに、デザインの力を合わせ、オリジナルアイテムを提案する」と説明している。

＜テーラー東洋のスカジャン4万9500円＞

■「ISETAN×KISS, TOKYO～TOKYO DESIGN MEETING～」開催概要
会期：2021年9月1日～14日
会場：伊勢丹新宿店本館1階イセタンリーフ
https://www.mistore.jp/shopping/feature/women_f3/kisstokyo_isetanseed_w.html