JR東日本など5社/浜松町駅エリアの整備計画で歩行者ネットワーク構築
2022年05月19日 15:30 / 店舗
世界貿易センタービルディング、野村不動産、JR東日本、東京モノレール、鹿島建設の5社は5月18日、歩行者ネットワークの構築・交通結節点の機能強化を目的とした浜松町駅エリアの整備計画を発表した。
浜松町駅は、主要交通機関が集積する利便性の高いターミナル駅であり、羽田から東京の玄関口としての機能を果たしている。昨今、駅周辺では複数の大型再開発プロジェクトが進行しており、今後はさらに駅利用者・来訪者・就労人口が増加し、都心部の拠点の一つとしてこれまで以上に重要な役割を担うことになる。
計画では、2030年度を目途に、駅周辺エリアを広域的につなぐ歩行者ネットワークの構築、浜松町駅の交通結節点としての機能強化を図り、利便性の高い魅力ある都市環境を整備する。
北口歩行者ネットワークでは、浜松町駅北口を中心に、竹芝・汐留方面、芝大門方面の各エリアをつなぐ歩行者ネットワークを形成する。線路を跨いで東西をつなぐ自由通路は、JR浜松町駅・東京モノレール浜松町駅の北口に新たに整備する改札(3階レベル)からフラットにアクセスでき、2026年度の使用開始を予定している。
南口歩行者ネットワークでは、浜松町駅南口に、既存の自由通路に加え新たな自由通路を整備し、混雑緩和やバリアフリーへの対応を図る。これにより、浜松町二丁目エリアと、芝浦エリアをつなぐ歩行者ネットワークを強化する。新たな自由通路は、2024年度に使用を開始する予定だ。その後、既存の自由通路を改修し、2026年度に全面使用開始を計画している。
浜松町駅東側には、旧芝離宮庭園に沿って歩行者専用道路を整備する。これにより、竹芝・汐留方面と、芝浦方面が緑豊かな空間でつながる。浜松町駅から芝浦プロジェクトにかけて庇を設置することにより、雨に濡れずアクセスできる。
また、浜松町駅中央改札前にひろがる「中央広場」と、「ステーションコア」と呼ばれる歩行者ネットワークを一体整備することで、JR山手線・京浜東北線、東京モノレール、都営地下鉄、バスターミナル、タクシーの各交通機関とのスムーズな乗換を実現する。
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