ヨーク／健康関連食品をOn・Offの2軸で提案「ヨークフーズ新座馬場店」

2022年08月16日 12:20 ／店舗

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ヨーク（ヨークマート）

ヨークはこのほど、健康関連食品を「On」・「Off」の2軸で提案する取り組みを導入した。埼玉県新座市に5月20日にオープンした「ヨークフーズ新座馬場店」から開始した取り組みで、健康意識の高まりや多様化を受けて、健康関連商品をコーナー化し「On」・「Off」という2つの提案型POPを取りつけ、商品がもつ機能性を分りやすく顧客に伝えている。

＜健康食品売場＞

店舗周辺は、戸建ての構成が高く30代～40代の子育て世代、次いで70代の家族が多く住んでいる。また、新座市は東京都への交通アクセスが良いことからベットタウンとして成長し、今後も人口増加が見込まれるエリアとなっている。半径1.5㎞の基礎商圏内の商圏人口は、約4万640人・約1万5980世帯となっている。

＜ヨークフーズ新座馬場店＞

積極的に摂ることでカラダに必要な栄養素が補える食品は「カラダにいいモノOn」、摂りがちな栄養素を減らして、健康維持できる食品は「ヨブンなモノをOff」という提案型のPOPをつけた。従来は、売場で別々に陳列されていた、健康関連商品約430アイテムを1カ所にまとめ陳列することで、顧客が買い回りしやすく、健康をサポートする新しい発見もできるような売場を目指した。

＜カラダにいいモノOn＞

健康関連商品は年々進化を続けており、機能性が多岐にわたっている。そのような中On（補う）・Off（控える）というイメージで、主に高タンパク質や食物繊維、乳酸菌など必要な栄養素が摂取できる食品等を「カラダにいいモノOn」として約220品、集めた。

＜ヨブンなモノをOff＞

一方で、カロリーや塩分、糖質等をカットできる商品約210品を「ヨブンなモノをOff」という内容で表現した。取扱品数の多い食品スーパーで、商品そのものの価値をPOPで簡潔に伝え、新しい発見や、ニーズに合う商品が選びやすい売場づくりにチャレンジした。同社によると、「40代以降は、特に健康意識が高まる傾向が強い。また、コロナ禍に伴い免疫力を高める食品への関心も高まっている」という。

＜精肉の冷凍食品＞

また、戸建ての構成が高く30代～40代の子育て世代が多いという地域与件に合わせ生鮮売場では、まとめ買い・ストックに便利な「大容量パック」を展開する。また、冷凍ミールキットを販売し、夕食のもう一品のおかずを簡単に調理できる商品も提案する。

＜冷凍食品売場＞

冷凍食品売場では「ファミレスの味をご自宅で」をテーマに、デニーズなどの外食専門店が提供する冷凍食品を多数品揃えした。特に冷凍食品コーナーは自社の中で最大規模の面積を有し、42台の冷凍ケースを導入した。

＜ファミレスの冷凍食品コーナー＞

セブン＆アイグループの「デニーズ」で提供しているハンバーグ3種のほか、人気メニューを計5種類取り揃えた。そのほか、外食専門店の「ガスト」「バーミヤン」「ロイヤルホスト」、本格的なファミレスメニューの冷凍商品を多数導入した。おいしい外食がもっと身近になる楽しい売場を目指した。

＜青果売場の果物を利用したスイーツ＞

青果売場では、店内で販売する旬の美味しい果物を使ったオリジナルデザート「ラブミー＆キスミーメロンのとろけるジュレ」などを販売する。初夏を感じるメロン2種は、バイヤーが生産者を指定し仕入れるこだわりの一品で、平均糖度よりも高い糖度が特徴となっている。見た目も鮮やかな赤肉・青肉メロンを合わせ、涼しげなジュレで仕上げたという。

＜店内調理の魚惣菜＞