流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





土屋鞄製造所/新業態「TSUCHI-YA」浅草・かっぱ橋にガラスの器専門店

2022年08月17日 16:40 / 店舗

土屋鞄製造所は8月18日、グラスを中心とするガラスの器と工芸を取り扱う新業態「TSUCHI-YA(つちや)浅草合羽橋本店」を東京・浅草のかっぱ橋道具街通りにオープンする。8月17日マスコミ向けオンライン説明会を開催した。

<新業態「TSUCHI-YA」>
新業態「TSUCHI-YA」

土屋成範社長は「かつてかばんで、いいものを造るだけでは、その良さが伝わらないことから、自分は『つなぎ手』(商人)として、かばん、ランドセルの良さが伝わる方法を考えてきた。この経験から、他の分野のものづくりも手伝いたいと思い、ガラス工芸に着目。実店舗を開設し、ガラスの器のすばらしさを伝えていきたい」と意気込みを語った。

<ガラス工芸のすばらしさを伝えたいと土屋成範社長>
土屋成範社長

店内には、透明のガラスのコップを中心に、ワイングラスやロックグラスなどの酒器、カラフェ(水差し)など約1000点(税込み2500円~30万円程度)がそろう。

平均客単価は8000円~3万円で、土屋鞄製造所の既存顧客を中心に丁寧に暮らしたい20~50代を取り込む。

<平均客単価は8000円~3万円を想定>
平均客単価

商品構成は自社4:委託6。グラスだけでなく、花器や照明などインテリアアクセサリーも展開する。伝統工芸士の切り子職人や国内外で活躍するガラス作家ら35人以上による、現代のライフスタイルと日常になじむデザインのガラス器とガラス工芸を楽しめる。

<1階はショップ>
1階はショップ

ここでしか購入できない「TSUCHI-YA」オリジナルデザインの製品も取り扱う。

1階は透明ガラスの輪郭が浮かび上がるデザインのショップ、2階は切り子や色ガラスが映えるモダンな空間のギャラリーとなっている。今後、個展やテーマ別企画展も開催する予定。

<2階はギャラリー>
2階はギャラリー

同社は、ガラス工芸について、高級な切り子専門店「室町硝子工芸」を港区白金で2020年5月~2022年5月に運営。30代後半~80代の富裕層が主な購入者で、客単価6万円と本物にこだわりきった店舗だった。

今回の新業態「TSUCHI-YA」は、ガラス工芸の自由、多様性、クリエイティビティーに着目。人の生活に身近な存在のコップを中心に、インテリア、アクセサリーなどをそろえ、生活を自分らしく、使うものの社会的意義や人の働く意味、ものづくりに興味・関心がある生活者にアプローチ。同社の目指す「人とものと時間を大切にする、日本の『丁寧』を世界へ」への共感の輪を広げたい考えだ。

事業は土屋鞄製造所と同じグループの一創が担う。9月下旬には、電子商取引(EC)サイトの開設を予定している。

■TSUCHI-YA浅草合羽橋本店
住所:東京都台東区西浅草2-5-4
営業時間:10時~17時
定休日:月・火曜、年末年始
アクセス:東京メトロ銀座線「田原町駅」3番出口徒歩7分、つくばエクスプレス線「浅草駅」B出口徒歩6分
銀座線など各線「浅草駅」3番出口10分
延床面積:69.15m2
階数:地上3階建て、1階ショップ/2階ギャラリー/3階事務所
取扱商品:ハンドメイドのグラスをメインに、カラフェ(水差し)、皿、花器など約1000点(開業時点)
一般問い合わせ:03-6555-2270
https://tsuchi-ya.jp/

関連記事

店舗 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧