JR西日本／横浜市旧南区総合庁舎跡地に複合施設「VIERRA蒔田」ライフなど出店

2022年09月20日 15:30 ／店舗

JR西日本不動産開発は10月20日、横浜市旧南区総合庁舎跡地に複合施設「VIERRA蒔田」を開業する。2019年8月に横浜市の課題解決型公募において事業者として選定されて以来、プロジェクトを開発推進していた。

＜VIERRA蒔田＞

施設は「交流の場の提供」「少子化・子育て」「高齢化」を地域の課題と考え、「地域交流施設」「子育て支援施設」「医療施設」「福祉施設」「生活利便施設」を設置した複合商業施設となる。「地域生活」と「地域交流」の両面を支援する街の拠点となるトータルライフサポートステーションを目指して開発した。また、地域防災に資する機能の設置や、環境に配慮した建物とすることにより、持続可能なまちづくりを目指す。

＜多目的スタジオのイメージ＞

横浜市旧南区総合庁舎が担っていた日常的な地域活動の場の提供や、地域の交流を促す拠点としての役割を継承するため、地域の人々が利用できる地域交流スペースとして、多目的スタジオやオープンテラス、オープンスペースを整備し、地域の人々と一体となって交流を創出する。3階のビエラスタジオ蒔田は、多目的スタジオとキッチンスタジオ、コモンスペースで構成する。横浜市旧南区総合庁舎が担ってきた地域の気軽な活動や発表の場を提供し、地域の交流だけでなく、情報発信の拠点となるように運営する。

＜コワーキングスペース＞

多様な働き方への取り組みとして、施設3階にコワーキングスペース「i－Office」が出店する。定期利用のほか時間利用（ドロップイン）にも対応し、地域の人々にワーキングスペースや学習スペースを提供する。さらに、隣接しているオープンテラスをはじめとした地域交流スペースでは、お客が利用できるFree Wi-Fiを導入し、多様な働き方や学びに対応した空間づくりができるように計画をしている。

＜ルネサンスのイメージ＞

店舗では、スーパーマーケット「ライフ」が出店するほか、「スポーツクラブルネサンス蒔田24」とリハビリ＆介護予防事業施設を開業する。「スポーツクラブルネサンス蒔田24」は、最新の運動施設＋リラックス空間をコンセプトに運動施設以外にもリラクゼーションアイテムとして、ルネサンス初導入のでんき風呂のほか、オートロウリュを用いたドライサウナ、外気浴スペースなどを利用できる。また、リハビリ＆介護事業としては、リハビリ特化型デイサービスや放課後等デイサービス等を併設する。

そのほか、「地域生活」と「地域交流」に資する店舗構成として、生活雑貨店やカフェ、飲食店、サービス店、クリニックモール、学習塾、体操教室等が出店し、生活利便だけでなく、地域交流を創出し、地域の子育てや医療・福祉に貢献する。

同社は、西日本エリアの沿線のみならず、エリア外の成長市場への積極的な進出を行い、「住みたい、訪れたい」まちづくりを通じて、さらなる地域の発展に貢献するという。

■施設名称：VIERRA蒔田
所在地：横浜市南区花之木町三丁目48番1
敷地面積：4,399.83m2
延床面積：1万6549.23m2
構造：地下RC造地上S造
規模：地下2階地上4階建て
駐車場：118台
駐輪場：213台
建物設置者：JR西日本不動産開発
設計・監理者：イチケン
施工者：イチケン・オータニ建設共同事業体

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