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西武HD/事業費295億円「所沢駅西口開発計画」2024年秋開業

2022年10月28日 16:00 / 店舗

西武ホールディングスの連結子会社である西武鉄道と住友商事は10月28日、西武鉄道所沢車両工場跡地を含む周辺一帯で進められている「所沢駅西口土地区画整理事業」地区内において共同で商業施設の開発を行う「所沢駅西口開発計画」の事業計画を発表した。事業費は、約295億円。

<所沢駅西口開発計画の建物外観イメージ>
所沢駅西口開発計画の建物外観イメージ

計画の商業施設は、2022年11月に着工し、2024年秋に開業する予定。計画地を含む所沢エリアは、交通の利便性に加え、豊かな自然環境、数多くの歴史文化施設、観光・レジャー施設に恵まれた、魅力あふれる街でもある。両社は、計画の敷地約3万4000m2において、店舗面積約4万3000m2、店舗数約150店舗、駐車場台数約1700台、地上7階建て(商業フロア4層)の広域集客型商業施設を開発し、所沢市の玄関口にふさわしい魅力と活気のある街並みの形成を目指す。

計画地が近接する所沢駅は、西武新宿線と西武池袋線が交差し、一日あたり約22万人が利用する西武鉄道沿線の中心的な拠点となっている。土地区画整理事業により、道路の拡幅や歩道空間・公園の整備など、所沢市の玄関口にふさわしい魅力と活力ある街の創出を目指し、まちづくりが進められている。

計画では、都市と郊外の2つの魅力を享受できる「所沢スタイル」を創造・発信する拠点開発を行う。新しい体験・体感の提供を目指し、施設内には多彩なイベントに対応するスペースや新たな交流をもたらす広場空間を設ける。

また、所沢エリアは30代~40代のファミリー世代を中心に、各世代でバランスの良い人口構成であり、沿線居住者をはじめ、子育てファミリーからアクティブシニアまで幅広い世代に対応した「マルチターゲット×マルチオケージョン」戦略により、映画館、ファッション、雑貨、飲食、エンターテインメントなどの多様な店舗集積を目指す。

さらに、両グループが開発、運営管理を行う所沢駅東口の商業施設「グランエミオ所沢」や周辺商業施設との連携により、地域一体となって、所沢駅前の商業拠点性の向上に寄与する。所沢駅から施設へは2階レベルを結ぶデッキで接続され、さらに施設外周部に設置する歩廊により駅からのお客だけでなく、周辺居住者の方の交通安全にも配慮した歩行者ネットワークを構築する。

■計画概要
所在地:埼玉県所沢市東住吉10番(西武所沢車両工場跡地)
敷地面積:約3万4000m2
延床面積:約12万9000m2
構造:RCST造(柱RC造、梁S造)、一部S造
階数:地上7階
高さ:最高高さ37.40m
設計:清水建設・西武建設設計共同企業体
(設計者:清水建設一級建築士事務所)
施工:清水建設・西武建設共同企業体
建物基本設計:日建設計
店舗面積:約4万3000m2
店舗数:約150店舗
駐車場台数:約1700台
駐輪場台数:約2000台
事業主:西武鉄道、住友商事
運営管理:西武リアルティソリューションズ
事業費:約295億円

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