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虎ノ門ヒルズ/「ステーションタワー」23年秋開業、80店そろう商業施設も

2023年01月24日 17:18 / 店舗

森ビルは1月24日、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(東京都港区)が、今秋開業すると発表した。

<虎ノ門ヒルズの完成イメージ>
虎ノ門ヒルズの完成イメージ

「ステーションタワー」は、地上49階、地下4階、高さ約266mの超高層タワー。国際水準のオフィス、地下鉄駅前広場と一体となった商業施設、東京初進出のホテル、建物最上部には、ホール、ギャラリー、プール、レストランを有する情報発信拠点「TOKYO NODE」がそろう複合施設となる。

<地下鉄駅前広場「ステーションアトリウム」>
ステーションアトリウム

東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅と街の一体的な開発によって、にぎわいあふれる開放的な地下鉄駅前広場を創出し、桜田通り上には「森タワー」のオーバル広場へと接続する、幅員20mの大規模歩行者デッキを整備する。

<T-マーケット>
T-マーケット

「ステーションタワー」の地下2階~地上7階には、オフィスワーカーや居住者をはじめ、世界を舞台に活躍するグローバルプレーヤーの「ワーク」と「ライフ」をサポートする、約80店舗、約1万4400m2の商業空間がオープンする。新商業ゾーンの開設で、「虎ノ門ヒルズ」の商業施設は従来の約2.5倍の面積へと拡大する。

地下鉄駅前広場「ステーションアトリウム」と直結したマーケット「T-マーケット」のほか、エリア初となるベイクルーズの旗艦店、都心最大級の総合ウェルビーイング施設、ライフスタイルやビューティーのニーズに対応する個性豊かな店舗がそろう。

7時から23時までオールデイに賑わう街のマーケット「T-マーケット」(27店舗、約3000m2)は、飲食・食物販・物販が有機的に配置され、ミシュランやビブグルマンなどで高い評価を得ているシェフやパティシエの店舗などを集積。リーズナブルながら高いクオリティを誇る新しい食体験を提供する。人と人とのコミュニケーションを誘発し、街全体のにぎわいと活気を創出したい考えだ。

また、中央部には約130席の共通席を設け、店舗を横断してさまざまな食事を楽しめる。その他にも、クラフトビール醸造所、バー、雑貨、フラワーショップなどが配置され、店舗同士のコラボレーションイベント、アートや音楽と融合したカルチャーイベントを開催するなど、これまでにない、新しいマーケットの楽しみ方を提案する。

その他にも、国内セレクトショップ大手「ベイクルーズ」によるエリア初の大型セレクトショップ(約2800m2)、「東急スポーツオアシス」が運営する都心最大規模(約2000m2)の総合ウェルビーイング施設などを誘致する予定だ。

さらに、「ステーションタワー」の1階、11階~14階には、客室数205室、標準客室約27~34m2の新たなホテル「ホテル虎ノ門ヒルズ」が誕生。ブランドは、ハイアットのインディペンデント・コレクションの1つであり、東京初進出の「アンバウンド コレクション by Hyatt」となる。

<最上部に情報発信基地「TOKYO NODE」>
TOKYO NODE

「ステーションタワー」の最上部(45階~49階、一部8階)には、約1万m2の新たな情報発信拠点「TOKYO NODE」が誕生する。

ビジネス、アート、エンターテイメント、テクノロジー、ファッションなど、従来型の領域・ジャンルにとらわれず、さまざまなコラボレーションを促進することによって、新たな体験、価値、コンテンツや情報を創出し、東京から広く世界に向けて発信することを目指す。

メインホールや3つのギャラリーなどは、それぞれ単体での利用のみならず、連結した回遊型の会場として一体的な利用も可能。フォーマルからカジュアルまで4つの特徴的な飲食施設を用意し、通常の利用に加え、ケータリングやコラボレーションカフェとしてイベントとの連動もできる。

屋上には、スカイガーデン、プールのほかに、世界トップレベルのシェフが手がける2つのレストランがオープン。そのうち1つは、パリでアジア人初となるミシュランフレンチ3つ星を獲得した小林圭氏監修のグリルレストランとなる。8階には、多様な才能が集結し、未来の都市体験の共同研究などを行うラボも併設しており、従来のカンファレンス施設やバンケット施設とは一線を画す、極めてユニークな施設を予定している。

■虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業
施行者:虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合
所在地:東京都港区虎ノ門一丁目、二丁目の一部
施行地区面積:約2.2ha
階数/建物高さ:
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(A-1街区) 地上49階地下4階/約266m
グラスロック(A-2街区) 地上4階地下3階/約30m
虎ノ門ヒルズ 江戸見坂テラス(A-3街区) 地上12階地下1階/約59m
延床面積/用途:
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(A-1街区)約23万6640m2/事務所、店舗、ホテル、情報発信拠点、駐車場など
グラスロック(A-2街区)約8800m2/店舗、駐車場など
虎ノ門ヒルズ 江戸見坂テラス(A-3街区)約8100m2/事務所、住宅、店舗、駐車場など
構造:S造(一部SRC造及びRC造)
基本設計:森ビル 一級建築士事務所
実施設計:森ビル 一級建築士事務所
デザイナー:OMAほか
施工者:鹿島建設、きんでん、三建設備工業、日立ビルシステム
着工:2019年11月
完成:2023年7月(予定)

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