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相鉄、東急/横浜駅きた西口鶴屋地区に商業・ホテル・住宅の複合開発

2023年08月04日 14:44 / 店舗

横浜駅きた西口鶴屋地区市街地再開発組合は8月4日、「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」(施設名称:THE YOKOHAMA FRONT/ザ ヨコハマ フロント)において、国際交流と情報発信機能などを備える「(仮称)グローバルスカイコモンズ」、短期・中期の滞在ニーズに応える「ホテル・サービスアパートメント」、横浜駅きた西口に位置する鶴屋町の界隈性を取り入れた「商業施設」の保留床取得者として、相鉄アーバンクリエイツと東急が決定したと発表した。

<ザ ヨコハマ フロント>
ザ ヨコハマ フロント

同事業は、日本初認定「国家戦略住宅整備事業」として、国家戦略特別区域内において、産業の国際競争力の強化および国際的な経済活動の拠点の形成を図るために、必要な住宅の整備を促進する事業。グローバル企業の誘致に不可欠な都心居住の促進に向け、グローバル企業の就業者などの生活支援に必要な機能を併設した、防災・環境性能に優れた住宅を整備、提供するもの。

<施設の内訳>
施設の内訳

施設名称の「THE YOKOHAMA FRONT/ザ ヨコハマ フロント」には、全国から人々が訪れ行き交う横浜の玄関口横浜駅前(FRONT)において、唯一無二の確かな(THE)シンボルになり、「ここから横浜らしさを生み出していきたい」との思いを込めた。

今回決定したブランドロゴマークは、その思いを具現化すべく、横浜のフラッグシップとなることを目指し、「FRONT」を旗に見立てたデザインとした。新たな時代の風を感じ、先進的な横浜のシンボルになる様を表現しているという。

<今回決定したブランドロゴマーク>
今回決定したブランドロゴマーク

施設のコンセプトは、横浜発の新しい都心価値「デュアルバリューの創造」。これは、国家戦略住宅整備事業として求められる新たな価値創造となる「快適・利便」と、横浜駅きた西口に位置する鶴屋町の個性・特性でもある「繁華・愉楽(ゆらく)」、この2つの価値を追求していく意味だとしている。

<周辺地図>
周辺地図

商業施設部分は、1階には、地域に開かれた「路面店」として飲食店舗を集積し、既存の鶴屋町の界隈性を取り入れつつ、回遊性に富んだフロアとする。

2階は、駅と街をつなぐ歩行者デッキを「表玄関」に、センスと感度の高さを意識したメインフロア、3階は日本初の国家戦略住宅に指定された同事業の特徴的フロアとして、多言語に対応する診療体制を実現するクリニックモールを中核に、外国人も利用可能な子育て支援施設(小規模保育を予定)などの生活便利施設を誘致したフロアとなる。

4階は、ホテルとロビーとの親和性を想定した新たな横浜を印象付ける、よりグレード感のある飲食・サービスのフロアを整備する計画だ。

<最上階に事業共創の場>
最上階に事業共創の場

最上部のフロアにホール、ラウンジ、オフィス、飲食機能などを配置。YOKOHAMAのキープレーヤーが集い、横浜内外の人々、企業が出合いや発見を通じて新たな価値を生み出す事業共創の場を目指す。

■THE YOKOHAMA FRONT/ザ ヨコハマ フロント
所在地:横浜市神奈川区鶴屋町1丁目41番、42番(地番)
施行者:横浜駅きた西口鶴屋地区市街地再開発組合
用途:共同住宅(459戸)、店舗、ホテル、サービスアパートメント、集会場、駐輪場、駐車場
建築敷地面積:約6690m2
建築面積:約4940m2
建築延床面積:約7万9330m2
構造・規模・高さ:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、地下2階、地上43階 高さ約178m

■事業の経緯および今後のスケジュール
2010年5月:横浜駅きた西口鶴屋地区市街地再開発準備組合 設立
2016年9月:都市計画決定
2017年10月:横浜駅きた西口鶴屋地区市街地再開発組合 設立認可公告
2019年6月:権利変換計画認可、権利変換期日、既存建物除却工事 着手
2019年10月:既存建物除却工事 完了、施設建築物等新築工事 着工
2024年3月:施設建築物等新築工事 完工(予定)
2026年3月:市街地再開発組合 解散(予定)

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