淀屋橋ステーションワン/商業・オフィス複合ビル2025年夏開業
2024年08月05日 16:08 / 店舗
中央日本土地建物と京阪ホールディングスは8月5日、みずほ銀行と3社共同で推進している「淀屋橋駅東地区都市再生事業」(大阪市中央区)について、施設名称を「淀屋橋ステーションワン」に決定したと発表した。
同事業は、中央日本土地建物が所有する「日土地淀屋橋ビル」と京阪ホールディングスが所有する「京阪御堂筋ビル」を共同で建て替え、エリア最高となる高さ約150mのランドマークビルを開発するもの。2025年夏頃に開業する。
「淀屋橋」駅と接続する地下1階から地上2階には、3層吹き抜けの立体多目的広場を整備し、商業施設を誘致している。物販・飲食店などが出店する予定だ。
「淀屋橋ステーションワン」の10階および11階には、中央日本土地建物が展開するオープンイノベーションオフィス「SENQ(センク)」の関西エリア初拠点「SENQ淀屋橋」を開業する。
10階には施設の入居テナントが利用できる広々とした「ワーカーラウンジ」(利用無料)、全18室の「ソロルーム」(事前予約・従量課金制)、最大100名超を収容できる「カンファレンス」(同)などを設けるという。
自由に利用できる共用施設と「SENQ淀屋橋」の併設により、入居テナントとSENQ会員との協業や、ワーカー・テナント同士のオープンイノベーションの機会を創出していく。
事業の推進に伴い、京阪電気鉄道と連携して「淀屋橋」駅の地下通路をリニューアルし、施設から駅コンコースや周辺エリアへの歩行環境の向上も図る。先進的なオフィスとレトロ建築が混在する「淀屋橋」のエリア特性や周辺ビルとの調和を考慮しながら、駅構内の天井、柱、床面などの更新、照明のLED化などに合わせて、地下通路を駅と施設の連続性を持たせたデザインに改修するという。
工事は2025年度中に完了する予定だ。
また、「淀屋橋ステーションワン」の施設名称には、ワークとライフが「ひとつ(ONE)」につながる場所であって欲しいという想いを込めた。加えて、「エリアNo.1(ONE)」の高さを誇り、施設に直結する「淀屋橋」駅が京阪電車の基点で、駅ナンバリングが「KH01」であることにも因んでいる。
ロゴマークは「1(ONE)」をモチーフに、ワークとライフのつながりや、淀屋橋の未来へのひろがりを感じさせるデザインとした。
■淀屋橋ステーションワン
所在地:大阪市中央区北浜3-1-1
交通:京阪電車・Osaka Metro御堂筋線「淀屋橋」駅 直結
敷地面積:約3940m2(約1191坪)
容積率:1600%
構造:鉄骨造(一部 鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造)
規模:地下3階、地上31階
高さ:約150m
延床面積:7万2850m2(約2万2037坪)
用途:事務所、物販店舗、飲食店舗、駐車場
設計・施工:竹中工務店
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