無印良品/グランフロント大阪に「まちの保健室」オープン、漢方が充実
2024年08月19日 13:55 / 店舗
良品計画は9月6日、健康に関する商品、情報、サービスなどを提供する「まちの保健室」を「無印良品 グランフロント大阪」(大阪市北区)の3階にオープンする。
「まちの保健室」は、「日々の暮らしを自然に見つめなおすきっかけをつくり、自分らしい健やかさを実現するための行動を後押しする」ことをコンセプトに地域行政、医療とも連携して活動している。
これまで漢方薬・和漢茶など健やかに過ごすための商品を販売しているほか、薬剤師や看護師、管理栄養士などの専門家による無料の健康相談、ヨガ、薬膳セミナー、ウオーキングなど健康に関するさまざまなイベントを開催している。
2021年に新潟県上越市にある「無印良品 直江津」に初めて「まちの保健室」をオープンし、以降広島県広島市の「無印良品 広島アルパーク」、「無印良品 ゆめテラス祇園」内の計3店舗で展開。今回初めて人通りの多いターミナル駅である梅田駅周辺にオープンすることで、より幅広い世代、多くの人々に健康と気軽に向き合う機会を提供することを目指す。
また、これまでの「まちの保健室」は、店内の売り場から空間的に区切られたスペースにすることで、落ち着いた空間で専門家に相談していた。「無印良品 グランフロント大阪」ではより一層気軽に利用しやすく、また機器を使った測定や専門家への相談内容をもとにした商品も提案できるように、店内の売り場から行き来しやすいレイアウトを採用した。
これまで販売していた更年期や月経関連など婦人系の悩みに加え、不眠、食欲不振など睡眠・ストレスに対応した漢方薬、湿疹、にきびなど肌の悩みに対応した漢方薬を新たに販売する。漢方薬を気軽に試せるよう通常14日分で販売している漢方薬を、3日分から購入できるように分割販売も行う。
さらに、薬剤師と登録販売者が、顧客の悩みに合わせた商品をより的確に提案できるよう、初めて漢方業務支援ソフトウエア(薬局・薬店用)「KAMPO X」を導入する。5分~10分程度の問診に回答することで適切な漢方薬をリスト化し、専門家の知識と合わせて商品を提案する。
そのほか、普段の買い物の中で健康について考えるきっかけを得られるように、「まちの保健室」のスペース以外の売り場内にも健康測定機器を設置する。
「まちの保健室」内には、血圧計、体組成計、肌年齢測定器を設置しているほか、食品売り場には野菜の摂取度が分かる測定器を、配送カウンター付近には血管年齢・脳年齢が分かる測定器を置く。測定結果はその場で算出され、自分の健康状態を手軽に把握できる。
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