西友/9月末で北海道内全9店を閉店

2024年09月03日 17:00 / 店舗

西友は9月30日までに、イオン北海道へ譲渡する全9店舗を閉店する。

9月29日に「福住店」「清田店」「平岸店」「宮の沢店」、9月30日に「元町北二十四条店」「厚別店」「旭ヶ丘店」「西町店」「手稲店」を閉店する。

同社は、「北海道では、1973年の月寒店開店以来、50年以上にわたり営業してきた。これまで営業できたのは、ひとえに皆様のご愛顧の賜物と深く感謝しています。従業員一同、心より御礼申し上げます」とコメントしている。

なお、イオン北海道の青柳英樹社長は7月25日の事業戦略発表会で、「西友から譲り受ける9店舗は、地下鉄の駅に近かったり、高所得者層の多いエリアにあったりと札幌市内の優良立地にあり、期待値が高い。一方、西友の利用していたシステムからの入れ替えや、承継するテナント契約などがあり、一斉に店舗を変えられるわけではない。GMSだった西友から、新しくなる館全体をどう使うか。1店1店精緻に議論し、店舗価値の最大化を図る」と説明した。

また、石橋孝浩 執行役員 経営管理統括部長は「イオンのシステムへの入れ替え、看板の付け替えや店舗の改装などで一定期間休業することも想定している。西友の店舗は店舗年齢が高く、40年以上のものもある。かなりの投資が必要な店舗もあるだろう。一気に改装開店するのではなく、五月雨式に開店していくことになる見込みだ」と述べている。

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