高輪ゲートウェイシティ/25年3月27日まちびらき、オフィス・商業施設オープン
2024年10月30日 16:00 / 店舗
JR東日本は2025年3月27日、高輪ゲートウェイ駅直結の大規模開発「TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)」のまちびらきを行う。
「高輪ゲートウェイシティ」は総延べ床面積84万5000m2、区域面積9.5ha、南北1.6㎞の大規模開発。複合棟「THE LINKPILLAR(ザ リンクピラー) 1」(South、North)、複合棟「THE LINKPILLAR 2」、文化創造棟「MoN Takanawa:The Museum of Narratives」、住宅棟やイベントスペースなどからなる。
まちびらき時には、オフィス・ホテル・商業施設で構成される「THE LINKPILLAR 1」がオープンし、高輪ゲートウェイ駅が全面開業する。その後、順次「THE LINKPILLAR 2」など各施設や店舗が登場、街のグランドオープンは2026年春を予定している。
街全体を「100年先の心豊かなくらしのための実験場」と位置づけ、街のすべてをフィールドに、より良い未来のための社会課題に取り組む「GATEWAY」となる街を目指す。
10月30日行われたまちびらき150日前記者発表会で、喜勢陽一社長は「高輪ゲートウェイシティは単にオフィスや商業施設を作るのではなく、100年後の未来を創る実験場。日本を再浮上するきっかけをこの場所から生み出したい。人財・叡智、医療、水素・GXを軸に『地球益』の実現につながる取り組みを行う。100社を超えるスタートアップの支援、国際会議施設による交流などイノベーションが生まれる場として、東京の中でも、1点ものの開発にしていく」と意気込みを語った。
商業施設部分は、延べ床面積計約6万m2・約200店舗で構成されるルミネの「ニュウマン高輪」がオープンする。「THE LINKPILLAR 1 SOUTH」、「THE LINKPILLAR 1 NORTH」、「THE LINKPILLAR 2」の3棟をまたいだ施設となる。
「THE LINKPILLAR 1 SOUTH」1~5階、「THE LINKPILLAR 1 NORTH」1~5・28・29階に店舗を展開(延べ床面積約5万m2)。「THE LINKPILLAR 1」部分は、2025年3月まちびらき時に一部先行オープン、秋に全面開業する。「THE LINKPILLAR 2」の2・3階は、2026年春に開業する計画(延べ床面積1万m2)。
また、まちびらき時より、高輪ゲートウェイ駅構内に新たに4店舗(改札内1店舗・改札外3店舗)がオープンする。
JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーが手掛け、駅での新たな過ごし方を提案する。
開発コンセプトは「エキナカ エンターテインメント」。モノトーンで洗練された空間でぜいたくな時間体験ができるテナントを誘致する。そのほか、生地製造から焼成・陳列までを全面ガラス越しに楽しめる「LIVE FACTORY」、地方と首都圏、街と駅を結ぶ「体験型イベントスペース」を設ける。
さらに、オフィスの賃貸面積は約23万1404.6m2。2万人のワーカーの利用を想定している。リーシングは順調で、まちびらき時はほぼ満床でスタートするという。
「THE LINKPILLAR 1 SOUTH」高層階には、マリオット創業者の名を冠したラグジュアリーホテル「JWマリオット・ホテル東京」が首都圏初進出。2025年秋の開業を予定している。
なお、まちびらきにより、高輪ゲートウェイ駅は、毎日恵比寿駅並みの乗車客約11万人の利用を見込む。
■TAKANAWA GATEWAY CITY
https://www.takanawagateway-city.com/
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