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高輪ゲートウェイシティ/25年3月オープン向け前年祭開催、物販・アートで地域連携

2024年03月18日 13:19 / 店舗レポート

JR東日本は3月15日・16日、「TAKANAWA GATEWAY CITY まちびらき前年祭 in March」を開催した。

<まちびらきをイメージしたコンテンツ集約>
まちびらきをイメージしたコンテンツ集約

同社はTAKANAWA GATEWAY CITYについて、「100年先の心豊かなくらしのための実験場。未来に文化をつなぐまちづくりとなる。商業施設、オフィス、インキュベーション施設、ハイグレードな住宅、インターナショナルスクールなどがそろう。まちづくりと鉄道のレールで日本と世界、未来と今をつなぐ」としている。

<Station Pianoとアンサンブルを楽しめる実験も>

また、「TAKANAWA GATEWAY CITYは総延べ床面積84万5000m2、区域面積9.5haの大規模開発。高輪ゲートウェイ駅周辺は、2025年3月の開業までに、常にイベントが開催されている場所にしたい。TAKANAWA GATEWAY CITYは駅とおなじく隈研吾氏が手掛けた文化創造棟があり、物販にととまらず、音楽やダンスなどアート系イベントも充実させる」と説明している。

<TAKANAWA GATEWAY CITY25年度から順次開業>
TAKANAWA GATEWAY CITY

TAKANAWA GATEWAY CITYは複合棟1(South、North)、複合棟2、文化創造棟、住宅棟からなる。今後のスケジュールは、2025年3月下旬に複合棟1と高輪ゲートウェイ駅周辺エリアがオープン。複合棟2、文化創造棟、住宅棟、周辺エリアを2025年度中に開業する予定だ。

TAKANAWA GATEWAY CITYの中には多くの広場を有しており、駅と街が一体となった憩いの空間が広がる。都内最大級の約4haのパブリックレルム(公共的領域。所有関係に関わらず、不特定多数の人が利用する場所づくり)となっている。東海道五十三次に着想を得て、コンセプトは「53 Playable Park」と設定している。

<Music Space>
Music Space

高輪ゲートウェイ駅構内に公園のようなゆったりと過ごせる芝生エリアを設け(3月17日終了)、音楽、ダンスといったコンテンツと連動し、大勢が楽しんだ。

<駅ナカに芝生エリア>
芝生エリア

実際に高輪エリアで収穫したホップに、地域の生活者と収穫した高輪産はちみつを加えたオリジナルビールを数量限定で販売した。

<高輪産はちみつを加えたオリジナルビール>
高輪産はちみつを加えたオリジナルビール

さらに、高輪ゲートウェイ駅に自由に楽器を持ち込み、Station Pianoと共にアンサンブルを楽しむ実験的な取り組みの場「Music Space」を展開。オリジナルビールと音楽を一緒に楽しむ光景が見られた。

<ポップアップダンスステーション>
ポップアップダンスステーション

突然はじまる観客参加型ダンスパフォーマンス「ポップアップダンスステーション」も実施。地元の高校生らも参加し、アートや地域活動を通じた憩い、交流を提供した。

列車による荷物輸送サービス「はこビュン」活用

鉄道を連携したまちづくりの強みを生かし、マルシェを開催。インバウンドにも人気の信州を中心に、ワイン、クラフトビール、パン、スイーツ、生花などをそろえた。

<信州松本平の9つのワイナリー終結>
信州松本平の9つのワイナリー

桔梗ヶ原・日本アルプス両ワインバレーを有する信州松本平の9つのワイナリーが、こだわり抜いて醸造したワインの飲み比べができるワインスタンドが登場した。

<はこビュンで運ばれてきた山賊焼>
はこビュンで運ばれてきた山賊焼

また、列車による荷物輸送サービス「はこビュン」を活用し、特急あずさで松本駅から信州グルメ「元祖山賊」の山賊焼も販売した。八芳園は、東北をメインに新幹線沿線エリアの食材を使用した4種のカナッペ、山梨市の桃と生ハムを使ったサステナブルなピザなど、ワインに合う各地のおつまみ、100%ジュースを提供した。

<新幹線沿線エリアの食材使用したカナッペ>
新幹線沿線エリアの食材使用したカナッペ

そのほか、都会と畑を結びながら、食の出会いと学びの機会をつくっていく、ルミネの農業プロジェクト「ルミネアグリマルシェ」も展開した。マルシェで購入した商品をその場で飲食できるコーナーも設置しており、大勢が前夜祭を祝った。

<デリロで配送も>
デリロで配送も

マルシェで販売する一部の商品を飲食スペースの席からオンラインで注文すると、自動運転ロボットが席まで商品を届ける宅配ロボット「DeliRo(デリロ)」によるサービスも実施。未来を感じる買い物体験を提供した。今後も、まちを訪れるすべての人が新しい発見や自由な過ごし方を見つけられるようなイベントを開催していく予定だ。

<100年先の心豊かなくらしのための実験場>
100年先の心豊かなくらしのための実験場

<松本平のワインを販売>
長野ワインを販売

■TAKANAWA GATEWAY CITY公式サイト
https://www.takanawagateway-city.com/

取材・執筆 鹿野島智子

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