ワンダー/ピザ宅配業、アルバイトが不適切写真を投稿し破産
2016年08月04日 11:00 / 経営
東京商工リサーチによると、ピザ宅配業のワンダーは7月27日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債は債権者6人に対して約2億400万円。
1993年5月設立のピザ宅配業者。宅配ピザ「ピザーラ」のフランチャイズ店として埼玉県所沢市などを配達エリアに営業を展開。ピークとなる2008年3月期には売上高約2億5050万円をあげていた。
しかし、2013年8月、都内東大和店のアルバイト店員が、厨房のシンクに座り込んだり、冷蔵庫に身体を入れたり、床に寝そべったりなど、不適切、不衛生な悪ふざけ写真をネットにアップしたことで騒動となった。これに対し、ピザーラ事業を運営するフランチャイザーが同年8月25日、謝罪文を発表する事態となった。
2015年3月期の売上高は約2億1000万円をあげたものの、騒動後は信用が回復せず2015年10月頃には事業停止に追い込まれ、今回の措置となった。
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