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TSI/AIベンチャーのカラフル・ボードと業務・資本提携

2017年04月03日 15:00 / 経営

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TSIホールディングスは4月3日、人工知能「SENSY」を開発する慶應義塾大学発AIベンチャーであるカラフル・ボードと業務・資本提携契約を締結し、これに伴いカラフルボードが実施する第三者割当増資の引受を行うと発表した。

第三者割当増資を引受することで、カラフルボードの発行済株式数の4.4%を取得する予定だ。

TSIは、中期経営計画において収益基盤の強化を掲げ、既存の業務フローや内容を抜本的に見直すことにより収益性の改善につなげるビジネス・プロセス・リエンジニアリング(BPR)に本格的に取り組んでいる。

その一環としてMD業務の高度化による粗利改善に着目し、カラフル・ボードの人工知能「SENSY」を活用したAI導入の研究を行ってきた。

その結果、生産数のシミュレーションや価格設定と値引き額の最適化シミュレーションにおいてAIを活用することが精度向上に資すると判断し、本格的な共同開発を行うこととした。

併せて、両社の信頼関係を強化し業務提携を円滑に推進するために、第三者割当増資の引受を行う。

自社の基幹システム「TERRA」が有する全ブランドのすべての生産・在庫・販売・顧客・売上等の内部データに、天候・SNS・WEBサイト・商況等の外部データを加えたものを基礎データとして、人工知能「SENSY」を活用することによりMD業務の中でも難易度の高い適正な生産数のシミュレーションを行う。

過去の販売実績や他社の価格情報をもとに商品の価格決定や値引き実施時の対象商品・実施時期・値引き幅などのシミュレーションを行う予定だ。

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