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アート・スポーツ/スポーツ用品店、破産で負債15億9000万円

2017年05月10日 09:50 / 経営

帝国データバンクによると、アート・スポーツは5月9日、東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。申請時の負債は債権者約420名に対し約15億9000万円。

1967年4月創業、1969年4月に設立されたスポーツ用品小売業者で、都内に8店を開設しているほか、インターネット通信販売も行っていた。

取扱品は、テニス用品、ランニング用品を主力に、登山用品、アウトドア用品、スポーツ自転車など多岐にわたり、店舗の業態は「ART SPORTS」「OD BOX」「ANNEX」を展開し、1991年2月期には年売上高約57億4100万円を計上していた。

しかし、その後は消費低迷にともなう売上減少に加え、不採算店の閉鎖も重なり、2016年2月期の年売上高は約24億2000万円にまで落ち込んでいた。

この間、人件費削減や本店移転による賃料削減などに取り組んでいたが、近時も余裕のない資金繰りが続き、取引先間での警戒感も高まるなか、ここにきて今回の措置となった。

なお、事業は別会社に譲渡しているとみられる。

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