イオンリテール/来春新卒採用から地域限定社員区分を提示

2017年05月31日 13:33 / 経営

イオンリテールは来春の新卒採用から、地域限定社員として入社する選択肢を増やす。

これまで、新入社員は原則として、一定地域内で転勤するリージョナル社員として入社した。

その後一定の期間を経て、本人の希望によって、地域限定で勤務するローカル社員や転勤区分を海外や日本全国で転勤するナショナル社員へ変更していた。

<店舗イメージカット>
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広報部によると、「これまでは、一定地域内での転勤を前提としたリージョナル社員としての入社しか選択肢がなかった。一方で、新卒採用者の中でも、一定の地域内で働き続けたいニーズが出ている。採用段階で、ローカル社員としての選択肢を増やすことで、新卒採用者の間口を拡大したい」という。

同社は、2016年8月に約2万5000人の月給制の従業員を対象に新人事制度を導入した。

転勤区分を海外や日本全国で転勤するナショナル社員、一定地域内で転勤するリージョナル社員、地域限定で勤務するローカルの3つの区分を設定した。

転勤区分とは別に、3つのキャリアコースを設定。組織でさまざまな経験を積みキャリアアップを目指すゼネラル、特定の売場や商品カテゴリーで専門スキルを高めるユニット、薬剤師など有資格者として、高度な専門職を目指すプロフェッショナルの3つの区分を設けた。

新人事制度では、転勤区分とキャリアコースを従業員個人が面談を経て選択、変更できるようにした。

個々人のライフプランやキャリアに合わせて、転勤区分やキャリアコースを組み合わせることで、ライフステージが変わっても長く活躍できる人事制度を目指したという。

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