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綿半HD/家電通販サイト「PCボンバー」を20億円で完全子会社化

2018年11月21日 14:55 / 経営

綿半ホールディングスは11月21日、家電通販サイト「PCボンバー」を展開するアベルネットの株式を20億6500万円で取得し、連結子会社化すると発表した。

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12月3日付けでアベルネットの発行済株式数660株のうち、既存株主から340株を取得する予定。アベルネットの自己株式処分の引受により 320 株を取得する予定だ。

これにより、綿半HDはアベルネットの発行済株式の全てを取得することになり、アベルネットは連結子会社となる計画だ。

綿半グループは、「絶え間なき暮らしの変革」をグループミッションにスーパーセンター事業、建設事業、貿易事業を営んでおり、スーパーセンター事業は関東甲信地域、愛知、岐阜に37店のスーパーセンター、ホームセンターと食品スーパーを展開している。

スーパーセンター事業において、実店舗での販売だけでなくインターネットを活用した通販事業も展開しており、顧客・マーケットに即した事業展開を積極的に推進している。現在は更なる顧客の獲得に向け、取扱商品の拡大に力を入れている。

一方、アベルネットは、通販サイト「PCボンバー」のブランドで家電・パソコン等を競争力のある価格で販売するインターネット通販事業を展開しており、インターネット通販の黎明期から20年にわたり蓄積したノウハウを活用し、近年では家電・パソコンにとどまらず、インターネットを通じてさまざまな商品を販売している。

両社の長年培った経営資源や強みを相互活用することにより、取扱商品の拡充、仕入機能の共有化、通信販売のノウハウやシステム基盤の共有が図られるなど、お互いのシナジーが期待でき、グループの企業価値の向上に資するものと判断し、アベルネットの株式を取得するという。

アベルネットの小山励基社長は、取締役会長となり、綿半ホールディングスの野原勇社長がアベルネットの社長を兼務する。

2018年2月期のアベルネットの売上高は114億7700万円、営業利益1億1800万円、経常利益1億2200万円、当期利益6800万円だった。

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