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テラスモール湘南/神奈川県と商業施設向けロボットの開発・実証実験

2018年11月21日 15:00 / IT・システム

住商アーバン開発が運営する「テラスモール湘南」は11月20日、神奈川県の取り組みである「かながわロボタウン」の事業の1つとして、県と共同で商業施設において活用できるロボットの開発・実証実験を行うと発表した。

ロボットの実用に向けた取り組みを通じ、商業施設における人員不足の解消を図ることで商業施設業界への貢献、県の取り組みに参加することで地域への貢献を目指す。

<巡回監視ロボット>
巡回監視ロボット

11月23日~2019年3月15日、セコムが開発した巡回監視ロボットの実証実験をする。

施設内・外周を自律走行し、画像監視により施設内の巡回警備を行うロボットで、ロボットが取得した画像やセンサー情報から放置物の発見、また、赤外線センサー、熱画像センサー・金属探知機で放置物の点検などを検証する。

12月下旬から2019年3月15hい、デンソーが開発した施設案内アプリの実証実験をする。

ビーコンとスマートフォンアプリを用いた位置情報システムにより、アプリをスマートフォンにダウンロ―ドした利用者へ、施設内目的地へのルートのナビゲーションサービスを提供、トイレ等空状況の把握ができるサービスを提供する。

トイレなどの空き状況サービスの提供の2019年春以降を予定する。

<施設内アプリのイメージ>
施設内アプリのイメージ

実証実験に先駆け、11月23日~25日に「ロボットと楽しむ場所、ロボットが働く場所、未来の場所、テラスモール湘南」をコンセプトに、最先端ロボットの展示・体験などテラスモール湘南を含む辻堂エリアで実施するキックオフイベントを実施する。

なお、神奈川県では「さがみロボット産業特区」が目指す「ロボットと共生する社会」の実現に向けて、辻堂駅北口周辺を「かながわロボタウン」と位置づけ、多くの人が様々なロボットの活躍する姿を見て体験できるイベントや試用・実証を展開することで、ロボットの有用性を実感する取り組みを行っている。

■「かながわロボタウン」キックオフイベント
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/robotkyosei.html

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