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リンガーハット/既存店改装・宅配強化で通期増収増益目指す

2019年10月17日 15:50 / 経営

リンガーハットは10月17日、2020年2月期通期売上高500億円(前期比6.5%増)、営業利益26億円(8.6%増)を達成するため、下期は既存店改装、宅配事業の強化を図ると発表した。

<佐々野諸延社長>
佐々野諸延社長

同日行われた決算記者会見で佐々野諸延社長が明らかにしたもの。

佐々野社長は、「リンガーハットは10月の消費増税、台風19号の影響があり、10月上旬は客数が落ちたが、8月のメニュー改定の効果で、昼・夜ともに売上、客数が回復基調にある。新店の出店をSCのフードコート、駅隣接立地など中心に30店に抑えるが、改装はFC含め60店で行い、顧客満足度を上げる」と説明した。

リンガーハットは8月1日、ランチメニューを改定。ランチで1番人気のメニュー「長崎ちゃんぽん 薄皮 ぎょうざ5個」は税別700円から税別690円へ値下げした。370円の「薄皮ぎょうざ定食5個定食」を新設するなど、より低価格のメニューも登場させた。

リンガーハットで宅配事業を取り入れている店舗は91店、2019年9月の売上は2057万円だった。さらなるテイクアウト商品の販売促進、宅配サービス導入店の拡充を図る。

10月11日に発表した2020年2月期第2四半期決算は、売上高237億5700万円(前年同期比0.8%増)、営業利益11億1500万円(3.0%増)、経常利益10億5200万円(0.5%増)、親会社に帰属する当期利益4億5200万円(76.9%増)となった。

通期は、売上高500億円(前期比6.5%増)、営業利益26億円(8.6%増)、経常利益25億円(8.2%増)、親会社に帰属する当期利益10億円(19.5%増)を見込んでいる。

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