J.フロントリテイリング/パルコを完全子会社化へ、658億円で公開買付
2019年12月26日 22:00 / 経営
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J.フロントリテイリングは12月26日、パルコの公開買い付け(TOB)を実施し、完全子会社化すると発表した。買付総額は約658億円。
1株当たりの買い付け価格は1850円で、12月25日終値1364円に対して35.63%のプレミアムをつける。
同社は、パルコの発行株式の64.98%をすでに取得しており、連結子会社化しているが、グループとしての抜本的かつ機動的な事業ポートフォリオの変革を、迅速な意思決定のもと、スピード感をもって推し進めていくために、両社の連携をさらに深め、経営資源を集中していくことが必要であり、完全子会社とすることが必要であると判断したもの。
完全子会社後には、連結子会社である大丸松坂屋百貨店の不動産事業をパルコに移管し、グループ資源の集約と管理・開発機能の一元化を図ることで、グループの不動産事業については基本的にパルコが主導して発展させていくことを想定している。
両社の顧客データについても、相互に活用することによりグループの営業力の更なる強化を実現する。
さらに、エンタテインメント事業等において、パルコの優れた事業ノウハウを最大限活用することが可能となり、グループ全体のサービス分野・事業領域の拡大を実現して行く考え。
グループ一体での新規事業開発に努めることで経営効率の向上を実現し、投資家関連業務、資金調達関連業務、株主総会の開催・運営業務などの間接部門・業務の統合や、グループ一体でのシステム投資の実施により大幅な効率化が期待できると考えている。
事業会社の枠を超えた人材交流をより一層促進することが可能になるため、様々な分野におけるノウハウの共有化を進め、グループ全体の競争力の強化を実現する。
パルコにおける自立した経営や商号や各店舗ブランドを維持を予定しており、従業員の雇用条件等は現状を維持する。経営体制は、引き続き現経営陣が経営を担うことを想定しているが、詳細は協議の上で決定する。
なお、上場は廃止となる見込み。
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