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西友/新型コロナウイルス「感染や自宅待機で、災害特別休暇」付与

2020年03月30日 16:10 / 経営

西友は3月27日、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえた営業方針と万一感染や自宅待機となった場合、従業員に最大14日間の災害特別休暇を付与するなど、従業員へのケアを発表した。

■24時間影響継続、通常の来店頻度を呼びかけ

営業時間は、変更せず、お客の毎日の生活に必要な食品や日用品を24時間、365日提供する。ただし、食品・日用品・衛生関連用品などの必需品をお客のニーズの高い時間帯に提供するため、人員体制の整備のためなど、今後一部の店舗によっては時短営業を実施する場合もある。各店舗の営業時間は、ホームページで知らせる。

食料品や日用品については、サプライヤー各社と連携し、店舗、物流センター、畜産加工センター、惣菜製造工場において取扱量を増やして対応する。

同社は、「今週末およびそれ以降も、商品をしっかりと確保してまいりますので、どうぞご安心ください。皆さまの通常のお買い物の頻度でご来店いただいて大丈夫です」と呼び掛けている。

一方で、一人でも多くのお客に商品を届けるために、商品によっては個数制限をする場合がある。

楽天西友ネットスーパーの利用が大変増えているため、配送枠を選びにくい状況となっている。欠品や、配送が遅れる可能性がある。

店舗では毎日の清掃とともに、お客が直接手を触れる可能性のある箇所(作荷台、セルフレジ画面など)の消毒を行っている。また、全従業員が毎日出社前の体温測定を行い、37.5 度以上の発熱がある場合は出勤を停止している。手洗いと消毒、うがいによる感染予防、食事と休養を適切にとって体調管理を行うことを指示している。

これまで同様、エブリデー・ロー・プライス(毎日良いものを低価格で)をモットーに、営業を継続するという。

■従業員には、最大14日間の災害特別休暇を付与

新型コロナウイルス感染の拡大は、お客の生活に大きな影響を与えているが、同様に自社にも影響を及ぼしている。さまざまなケースを想定して、約3万4000人の従業員(「共に働く仲間」という意味で、社内ではアソシエイトと呼称)の力を結集して、全社一丸となって刻々と変化する事態に対応している。

日本全国で地域のお客のライフラインとしての使命を果たしている最前線のアソシエイトに対し、これまでの感染予防に加えて、追加ケアを行うことを決定した。

具体的には、「万一感染および自宅待機になった場合、最大14日間の災害特別休暇を付与」「学校閉鎖などにより出勤が困難な場合、育児のための特別休暇を付与」「約3万4000人のアソシエイト全員が、電話や面談での健康相談・メンタル相談を無料で受けることができる」。

非常に困難な時期がしばらく続くが、お客、地域、取引先などの関係者、そしてアソシエイトの健康を守ることに全力を尽くすという。

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