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いなげや/「緊急事態宣言全国拡大」に伴う取り組み発表

2020年04月17日 14:10 / 経営

いなげやは4月17日、新型コロナウイルス感染拡大により、緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受け、自社の取り組みを改めて発表した。

感染拡大防止に向けて、店舗を利用されるお客の心理が日々変化を続けていることに対応し、自社の取り組みも更に強化する。

■お客にマスク着用、少人数での買い物をお願い

お客には、政府から支給されるマスク等も使用したマスクの着用の協力、密集・密接を避けるため、家族連れでの来店を控え、少人数で来店することに協力を求めた。

衛生資材が不足しているため、消毒用アルコールの使用は、ワンプッシュでお願いしている。店舗によって設置できなくなる場合もある。レジ待ちの際は、床のラインを目印に、前の人と距離をとって並んで欲しいという。

現在、レジ従業員とお客との飛沫感染を防止する対応を進めており、お客との間に透明フィルムの設置を進めている。レジ読み上げ登録やお声掛け(キャンペーンなど)は、極力控えている。

マイバッグへの袋詰めは中止し、マイカゴは形を限定して対応する。袋詰め台に設置していたタオルは撤去した。くつろぎスペース(イートインコーナー)は、全店閉鎖し、お客用トイレ内のジェットタオルは、使用を中止している。

試食、試飲販売は、全て中止し、惣菜、手作りパンのバラ売り販売は、原則中止している。
他の売場でバラ売り販売する際は、1時間に1回トングの交換をしている。

引き続き、過度な買いだめを控えること、品薄の商品には購入数の制限をする場合があること、特注や取り置きの対応は、現在、断っていることを告知。

また、混雑の状況により、各店舗の判断で入店制限を実施する場合や従業員の感染、人手不足により、営業時間の変更や休業をする場合があると告知している。

■従業員にも3密カ所への出入り自粛を要請

従業員の取り組みでは、「うつさない、うつらない、動かさない」を基本方針として、従業員の健康管理を実施。全従業員にチェック表を活用した体調管理を徹底、37.5℃以上の発熱がある場合は、出勤を控えるよう指示し、そのほか、体調に変化があった際の報告の徹底を図っている。

手洗い、消毒、うがいの徹底、全従業員のマスク着用、レジ従業員は衛生手袋を着用している。

新型コロナウイルス対応マニュアル(店舗・本社)を作成・適時内容を更新。ウイルスの特徴から、感染時の対処方法まで記載し、従業員並びに家族・知り合いへの啓発に活用している。

30人以上の会議・研修、国内外の出張は延期・中止し、在宅勤務、時差出勤、週末出勤等を推奨している。

さらに、3密カ所への出入りの自粛を要請。訪問商談・対面商談の制限や取引先の店舗への入店、本社への入館を制限し、体調確認や体温検査(本社)、事前の許可確認(店舗) などを行っている。

いなげやでは、4月6日から営業時間の変更を実施。4月9日には、緊急事態宣言発令に伴うお客へのお願いを発表している。

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