丸井グループ/ポケットマルシェと資本業務提携
2020年08月24日 15:50 / 経営
丸井グループは8月24日、全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐプラットフォーム「ポケットマルシェ」を運営するポケットマルシェへ出資を行い、資本業務提携したと発表した。
丸井グループは、「小売」「フィンテック」に「共創投資」を加えた三位一体のビジネスモデルによってシナジーを追求することで、個々の事業の総和を超えた価値の創出をめざしている。
ポケットマルシェは「食」のプラットフォームを通じて、食材の魅力だけでなくその裏側にある生産者のストーリーを発信することで、「自分の価値観で選ぶ」「共感する人から買う」といった購買の選択肢を消費者へ提供し、加えて、生産者と消費者との直接的なコミュニケーションを重視している。
このような考えは、丸井グループが掲げる、お客の自分らしさの追求に寄り添う「共創」の姿勢と一致しており、また、ポケットマルシェが持つさまざまなノウハウや、異なる視点から生まれる新たな発想が、丸井グループの「共創投資」の推進に資するものであると考え、今回の資本業務提携に至った。
今回の出資を皮切りに、今後は、年間2億人が来店するマルイ店舗や700万人を超えるエポスカード会員といった丸井グループのリソースを活用して、ポケットマルシェの成長・発展に向けた取り組みを推進する。
また、丸井グループでは、リアル店舗への出店や、カード利用拡大によるLTV(生涯利益)の向上など、グループ全体の価値向上をめざす。
具体的には、「ポケットマルシェ」へのエポスカード決済サービスの導入やカード会員に向けた優待・特典のほか、リアル店舗での生産者と消費者をつなぐイベントの展開などを検討し、ポケットマルシェとの協業を進めることで、オンラインとオフラインを融合した新たな体験価値を創出する。
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