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サミット/「五反野店」にインファームの野菜栽培ユニット導入

2020年12月02日 13:40 / 経営

サミットは12月2日、ベルリン発次世代型屋内垂直農法を提供する「Infarm(インファーム)」と提携すると発表した。

<インファーム導入イメージ>
インファーム導入イメージ

インファームの都市型農業を通じた食料の安全性・品質・環境負荷低減を追求するビジョン、企業姿勢と、サミットの事業ビジョン「サミットが日本のスーパーマーケットを楽しくする」や新中期経営計画「GO GREEN2022」の方向性が合致し、今回の提携に至った。

2021年1月下旬より、サミットストア五反野店(東京都足立区、2020年12月9日建替オープン予定)にて、インファームのファーミングユニット(野菜栽培ユニット)を導入。イタリアンバジル、パクチー、レタスなどを販売する予定だ。

インファームのファーミングユニットは、ベルリン本社から遠隔にデジタル制御され、各ファーミングユニット内植物の生育状況を可視化し、継続的に改善する仕組みにより、天候に左右されず、通常より良く成長。無農薬で、栄養と風味に富んだ新鮮な状態の苗を手に入れられることから、欧州の高級レストランで採用されるなど、その新鮮さと風味の良さが高い評価を得ているという。

インファームは、Erez Galonska、Guy Galonskaの兄弟とOsnat Michaeliによって2013年にベルリンで設立された。現在は、700人以上の多国籍チームが運営する世界最大級の都市型農業プラットフォームで、毎月50万本以上の植物を収穫し、独自のネットワークで流通させている。

水や肥料の使用量が飛躍的に抑えられること、輸送負荷が少ないこと、「お店の中に農場をつくる」発想が、「究極の地産地消」ビジネスモデルとして注目を集め、2013年以降、同社は3億ドル以上の資金を調達している。

これまでドイツ、スイス、フランス、ルクセンブルク、英国、デンマーク、オランダ、米国、カナダの9カ国において事業を展開しており、各国で 大手小売事業者と提携し、1200以上のファーミングユニットを展開している。

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