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資生堂/全世界の社員に向け、デジタルスキル向上トレーニング推進

2016年09月09日 14:09 / 経営

資生堂は9月9日、デジタルコンサルティング会社FABERNOVEL(ファバーノベル)と提携し、全社的なデジタルスキルの向上を目的としたトレーニングプログラム「SHISEIDO+デジタルアカデミー」をスタートする、と発表した。

同プログラムは、世界の全資生堂グループ社員を対象とし、消費者に関する情報の分析・開発に重点を置いたデジタル技術の向上と活用を推進するもの。

これにより資生堂は商品開発から顧客サービスにいたるまで、デジタル技術を活用した機能強化を図り、ビューティー業界のデジタル先進企業になることを目指す。

第1期では、世界各地域のマーケティング、営業、コミュニケーション、デジタルの分野から選定された600名の社員を対象とし、アジア、ヨーロッパ、米国の各地域で実施するライブセッションに加え、個別に受講できるオンライントレーニングも行う。

ライブセッションでは、資生堂が戦略的に注力すべき領域についてデジタル視点からのインサイトを受講者に提供するとともに、世界各国から集まった受講者間での成功事例の共有や連携の強化を図る。

オンライントレーニングでは、受講者は資生堂ために作られたeラーニングシステムや最新のデジタル技術情報へのアクセスが可能となる。

資生堂は、中長期戦略VISIONS 2020への取り組みの中で、成長の見込める領域としてEコマースに注力し、中国ではアリババグループとの連携もスタート。

全社的なデジタルスキルの向上により、このような成長領域での事業拡大を加速させていく。

FABERNOVELは、2003年にフランスに設立されたグローバルイノベーションエージェンシー。

顧客企業にデジタルに関わるトレーニング、アプリ開発、ウエブサイト開発などのサービスを提供している。

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