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DCM/テーオーリテイリングと資本業務提携

2021年07月15日 14:40 / 経営

DCMホールディングスは7月15日、完全子会社のDCMがテーオーホールディングス(テーオーHD)の完全子会社のテーオーリテイリング(テーオーRT)と資本業務提携すると発表した。

テーオーRTは、1982年11月に旧・テーオー小笠原(現テーオーホールディングス)の流通事業の一つとして開始したホームセンター事業を2017年6月に会社分割により承継し、事業を開始した。

函館市港町の1号店を皮切りに、道南・道央・道東と北海道全道に店舗網を拡大させ、「よい品をより求めやすく、快適な暮らしの手伝い」を基本コンセプトとして各地域の生活ニーズに合った商品やサービスの提供に努めてきた。

資本業務提携の実現により、テーオーHDとテーオーRTは、DCMグループのプライベートブランド商品であるDCMブランドをはじめとするホームセンター商材の商品供給力や店舗運営技術力を得るとともに、自社独自のノウハウを加えて計画的に収益性を改善できることを見込んでいる。

また、DCMグループは、北海道函館市を中心とした確固たる地盤やノウハウを持ったテーオーHDとテーオーRTと本資本業務提携を行うことにより、顧客基盤を拡大し、テーオーHDとテーオーRTが保有するノウハウ等を利用することによる売上高の向上、仕入の効率化、コスト低減等が期待できると判断し、資本業務提携契約の締結に至った。

今後、テーオーHDとテーオーRTとともに、さらに事業を発展させ、仕入構造改革、コスト低減などのさまざまなシナジー効果を具体化することで、今まで以上に地域のお客に支持される店舗づくりを目指し、DCMグループの更なる成長を図る。

資本提携としてDCMは、テーオーHDとテーオーRTと本資本業務提携契約を締結し、テーオーHDが保有するテーオーRT株式の18.99%を4億7500万円で取得する。

業務提携により、仕入及び物流体制に関する協業を実施。PB商品導入のほか共通商品の導入によりスケールメリットを活かした値入改善、物流網の整備により、効率的な経営体制を構築する。また、販売促進活動を共同で行うことにより、販売の拡大とコスト低減を目指す。

さらに、両社の店舗開発機能と店舗管理・運営等のノウハウを共有することにより、より効率的かつ機動的な出店、店舗運営を目指す。

人材面では、2021年8月に開催予定のテーオーRT株主総会における承認を前提として、DCMはテーオーRTへ(非常勤)取締役を1人派遣する予定だ。今後、業務提携の推進を図るため従業員の派遣についても検討する。

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