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ロッテ/インドネシア生産者支援のチョコ会社Dari Kを完全子会社化

2022年01月19日 11:10 / 経営

ロッテは1月17日、チョコレート製造販売のDari K(ダリケー、京都市)の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。

ダリケーは2011年に設立。「Bean to Bar(ビーン・トゥー・バー)」と呼ばれる、カカオ豆からチョコレートを手作りするクラフトチョコレートを製造する。資本金は1億1000万円で、従業員数は20人(2021年3月現在)。

設立時からインドネシアのカカオ豆の生産者を支援しており、栽培の技術指導を実施。品質や生産性を改善することで生産者の収入向上に取り組んでいる。近年は、独自の酵母を使ったカカオ豆の「フルーツ発酵技術」や、ポリフェノールの損失を抑えた「特殊焙煎技術」を開発するなど、フードテックの分野にも力を入れる。

ロッテは、完全子会社化を通じて、ダリケーの農家と直接関わる独自のサステナブル(持続可能)な調達ノウハウ、カカオ豆の焙煎・発酵技術を取得する。また、サステナブルなカカオ豆を使用した商品開発力を取り込む。

今後はダリケーの強みであるサステナビリティ(持続可能性)と技術力を生かし、チョコレート事業でサステナビリティ推進やカカオ豆の新たな価値創出につなげる考えだ。

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